コロンビア出身、現在25歳の男性シンガー・ソングライターによる初作。ガット・ギターの力強い響きとエリオット・スミスにも迫る生々しい歌声は、時代の変遷を経て発掘された〈幻の名盤〉なんて趣さえ感じる。 フランジャーとエコーを大量にまぶした“Change”、突如ガレージ・ロックばりに加速する“Navy”なども素晴らしいが、何と言っても絶品なのがサイケ期のビートルズを彷彿とさせるサウンド・コラージュ。レコーディングは8日間程度で終了したそうだが、構想から完成までは3年にも及んだだけあって、1曲1曲に込められた熱量も高い。プロデュース&楽器演奏で参加したトロ・イ・モワも、まもなく登場する自身の新作ではサイケに振り切っているので(そちらも最高!)、併せてチェックされたし。
コロンビア発SSWのキース・ミード、トロ・イ・モワ迎えた初作はサイケ期のビートルズ的サウンド・コラージュが絶品
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