カナダのバンクーバー出身のSSWのデビューアルバム。ヴァンパイア・ウィークエンドで有名なアリエル・レヒトシェイドがプロデュース、そしてザ・ブラック・キーズのパトリック・カーニーやザ・ニュー・ポルノグラファーズのジョン・コリンズが参加というだけでも注目ですが、なんといってもこのトバイアスのピアノと歌声が心を震わせてくれます。静寂の中から一筋の光を生むようなサウンド、心の奥底まで温かく語りかけてくる歌声、どこからきりとっても才能に溢れた作品に仕上がっております。特にこの作品からの先行曲であった、《How Could You Babe》は泣けます。あのアデルが絶賛するのもわかりますわ。
江藤玄太(タワーレコード難波店)
intoxicate 2015 April
テイラー・スウィフトとの恋仲も噂されたカナダの巻き髪青年が、20代最後の年にアルバム・デビュー。ジョン・レノンからニルソン、そしてエリオット・スミスまでを彷彿とさせる歌とピアノでもって、かつて夢にも恋にも破れたハリウッドでの思い出を浄化していく。プロデュースは彼の才能を見い出した元ガールズのチェット“JR”ホワイトやアリエル・レヒトシェイドらが担当し、ハイムの次女・ダニエルもゲストで参加。