橘家圓太郎師匠が久々にCDをリリース。前回の第1巻から約10年ぶりでは。師匠曰く「可能な限り落語は生で楽しんで下さい」とのこと。たしかに落語はライヴで聴いてこそだと日々感じておりますが、なかなか難しいもの。そんな落語ファンの乾きを潤してくれるCDのリリースは本当にありがたい限りです。さて、今回の演目はどちらも情がテーマ。さすがは圓太郎師匠、爽やかに人間の機微を描いています。なかでも親子の情を描いた「藪入り」の親父さんが聴きどころ。ちょっと大げさ過ぎるぐらいの親父さんの愛情がすごい。ブックレットの師匠の演目解説も是非一読ください。大人の皆さんしっかりしなくちゃ。