ブレッカー・ブラザーズ・マナーが聴こえるラテン・ジャズ。といえば分かって頂けそうなヴェテラン・パーカッショニスト、サミー・フィゲロアの最新作。アルバムに収録した作品の大半がピアニストとベーシストのオリジナルで、ピアニストはランディー・ブレッカーのバンドでも演奏していたシルヴィアーノ・モナステリアだからそんな味がするのだろう。モンゴ・サンタマリアのレパートリーで締めくくるあたりも込みで、ミディアムで揺れる落ち着いたラテン・フュージョン具合が好きなら是非買いです。あ、サミーはマイルス・デイビスのグループで日本に来てるんですよ。

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【参考動画】サミー・フィゲロアの2011年作『Urban Nature』収録曲“Cuco Y Olga”