Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、11月9日~11月15日の週間アクセス・ランキングを発表します!
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1JAPAN
赤西仁 『Me』 直球のEDMから真摯なバラードまで貪欲に攻める自主レーベル設立後の初アルバム
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2JAPAN
Enjoy Music Club 『FOREVER』 初期スチャダラを健全&より呑気にしたようなラップ被さるグッド・ポップ
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3DANCE / ELECTRONICA
ジャイアント・クロウ 『Deep Thoughts』 MIDIエレクトロニカ~チェンバー・ポップ好きには普遍的な良作にして怪盤
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4POP / ROCK
ナッシング・バッド・シーヴス 『Nothing But Thieves』 豪快なリフ閃かせつつUSアーバン・ポップの影響も窺わせる初作
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5POP / ROCK
ウィルコ 『Star Wars』 良い意味でラフなライヴ感&ビター・スウィートな歌メロも◎な結成20周年の節目飾る新作がCD化
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6DANCE / ELECTRONICA
アヴィーチー 『Stories』 ワイクリフら参加、すべてギターで作曲した〈歌〉として機能する楽曲満載の新作
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7OTHER
UN.a 『Intersecting』 フライローの美意識と共時性感じさせるジャズやアンビエントなど多様な音が混在した初作
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8R&B / HIP HOP
ジーナ・キャリー 『Can You Dig It』 ファンク歌うエリカ・バドゥ? ブルージーな持ち味活きたアングラ・ソウルの怪盤
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9DANCE / ELECTRONICA
ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー 『Garden Of Delete』 前作よりヴァージョンアップし新たな意匠見え隠れする2作目
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10JAPAN
泉まくら 『P.S.』 nagacoとMetomeによる新曲に加え、QrionやMadeggらのリミックス収めた新EP
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11JAZZ
ニルス・フラーム 『Late Night Tales』 ケージ“4分33秒”カヴァーも収録した耽美なサウンドスケープ描く人気コンピ最新作
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12POP / ROCK
エル・キング 『Love Stuff』 マーク・ロンソンら参加、存在感抜群のハスキー声でロッキン・ブルースなど歌いこなすデビュー作
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13R&B / HIP HOP
サン・リトル 『Son Little』 ゲイリー・クラークJrファンにも◎な泥臭さ&滋味深さで聴くほどに沁みる新星の初作
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14POP / ROCK
ビーチ・スラング 『The Things We Do To Find People Who Feel Like Us』 スーパーチャンク後継者な4人組の初作
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15R&B / HIP HOP
フェティ・ワップ 『Fetty Wap』 レゲエの影響も滲むフロウが中毒性抜群にカッコ良い最注目ラッパーの初作
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16JAPAN
Jimanica 『GRAND AGE』 やくしまる参加曲あり、より生音をフィーチャー&歌を前面に立たせた3年ぶり新作
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17POP / ROCK
スペクター 『Moth Boys』 デヴ・ハインズら助力、エレクトロニカやR&Bにハウスも呑み込んだダンス・ロック盤
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18POP / ROCK
ジョアンナ・ニューサム 『Divers』 盟友ノア・ジョージソンと共同プロデュース、過去3作イイトコ取りしたような新作
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19JAPAN
一十三十一 『THE MEMORY HOTEL』 クニモンド瀧口やDorianら馴染みの面々と非日常的な世界観で編んだアダルトな新作
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20JAPAN
石指拓朗 『緑町』 フィンガー・ピッキングで紡ぐ60s和製フォークの精神を現代に甦らせた語り口が甘く懐かしい一枚
今週は英訳レヴューが公開された赤西仁の初作『Me』が首位に返り咲きました。
注目は、4位にランクインしたUK5人組、ナッシング・バット・シーヴスの初作。繊細なバンド・アンサンブルを積み重ねていきコーラスで一気にバーストする、スケール感のデカいギター・ロックにポテンシャルの高さが窺えます。加えて昨今のUSメインストリーム・ポップを彷彿とさせるエモーショナルな歌唱も◎。レヴュー本文にも〈アークティック・モンキーズ、あるいはミューズのポストを脅かす存在になるかも〉とありますが、それも納得の大型ニューカマーです!
また、7位のUN.a『Intersecting』もオススメ。中村浩之と宇津木紘一によるエレクトロニカ・ユニットの初作です。複雑なリズム・プログラミングと柔らかな上物が編み出す美麗な2010年代ビート・ミュージック。9位にランクインしたワンオートリックス・ポイント・ネヴァーのワープ移籍後2作目、10位の泉まくらの新作EPとも合せて聴きたい電子音楽の逸品に仕上がっています。
トップ20内では、女性シンガーのエル・キング『Love Stuff』を要マーク。シングル・カットされた“Ex's & Oh's”がただいま全米ビルボード・チャートを急上昇しています。ハスキーな歌声とブルースを基にダンサブルにアップデートしたサウンドが滅茶苦茶キャッチー。今後日本でもさらに名前が広がっていきそうですので、なにとぞお見知りおきを!