ルーツ『Undun』での歌唱や、メイヴィス・ステイプルズの最新EPのプロデュースで注目を集める新星のデビュー作。ゲイリー・クラークJrあたりと併せて聴きたい実力派で、ソウルというよりもブルース・ロックを基調にした泥臭さに溢れている。ギターを掻き鳴らしながらハスキーでやさぐれ気味の歌声をぶつける“Carbon”、包容力ある歌声に引き込まれる“Lay Down”など、聴くほどに沁みる滋味深い一枚。