手首をクルクル回すファニーな振り付けがVineなどを経由してバイラルなムーヴメントを巻き起こした“Flicka Da Wrist”(リミックスにはフェッティ・ワップらが参加)のスマッシュ・ヒットで、その名を一躍広めたヒューストンのラッパーがアルバム・デビュー。Hタウン産ながらもサウンドやスタイルは昨今のアトランタっぽい雰囲気に近く、時にオートチューンも加えたメロディアスなフロウとキャッチーなフックで聴かせるラップもフューチャーを思わせるもの。ミーゴスら昨今のアトランタ新世代の影響も感じ取れるミニマルな“Why Not”、T・ウェインやリゾーのネクストブレイカーをフィーチャーして童謡〈きらきら星〉のフレーズを引用した“Twinkle”あたりは特に中毒性高めだ。
“Flicka Da Wrist”で名広めたMCのチェダ・ダ・コネクト、Hタウン産ながら音やスタイルは昨今のアトランタっぽい初作
LMG/eOne