インタビュー

agraph、緻密に構築されたエレガントでいて不穏なサウンド・ジャーニー待ち受ける新アルバム『the shader』を語る

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関わるシーンによって大きく変化するagraphのポップ感覚

  牛尾憲輔の関わるプロジェクトのなかでもっともパーソナルと言えるagraph作品のほか、彼が関わっているプロジェクト/外部ワークスは多数。その一部を追ってみると……まずはフルカワミキ中村弘二田渕ひさ子との4人組、LAMA。ロックとダンス音楽を行き来する彼らは、2012年作『Modanica』にノイズやドローンをさりげなく注入。だが、その実験性をきっちりとポップソングへ着地させている。

LAMAの2012年作『Modanica』収録曲“Parallel Sign”

 

 また、クラムボンミトとはアニソンDJデュオ=2 ANIMEny DJ'sとして活動。このユニットでの単独作は残念ながら未着だが、MEGの『LA JAPONAISE』をはじめ、さまざまなアニメ関連作品にアレンジャー/プロデューサーとして関与している。

 加えて、個人としての楽曲提供/編曲/リミックス/プレイヤー仕事は年々増加。木村カエラの最新アルバムやサカナクションのコンセプト盤『懐かしい月は新しい月 ~Coupling & Remix works~』、アニメ「ピンポン」の劇伴、田淵智也UNISON SQUARE GARDEN)らが始動したQ-MHz……など、近年に絞っても枚挙に暇がない。シーンもリスナー層も多様ながら、それぞれにフィットしたポピュラリティーを提示している。 *土田真弓

 Q-MHzの2016年作『Q-MHz』のダイジェスト映像。牛尾憲輔は8曲目の“愛シカタナンテ知ラナイ”に参加
 
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