『頂き物』に楽曲を〈差し上げている〉アーティストたちの作品を紹介
アルバムのオープニングに“Silk Road”を提供したのがこの実力派シンガー・ソングライター。詞と曲のみならず編曲/プロデュースも彼女によるもので、静動を司るピアノが昂揚を煽る勇壮なナンバーに仕上げている。
“骨”の詞曲は安藤と同年齢な峯田和伸からの頂き物。近年は俳優として活躍する一方、関ジャニ∞への曲提供や加藤ミリヤとのコラボでの助演ぶりも光る彼らしい、仄かな温かみがいい感じ。
先行配信された“霜降り紅白歌合戦”を共作したのは、折々の料理/調理法をテーマにした作風で名を馳せる彼女。互いの肉好きをきっかけにしたユーモラスな内容で、安藤も初めてのラップに挑戦している。
先行シングルのメロディアスな“360°サラウンド”は彼らからの頂き物。常田真太郎はコアラモード.らを手掛け、大橋卓弥はSPICY CHOCOLATEと共演……と個別の動きも目立つなか、4月にはカップリング集も登場予定!
ライヴで“エイリアンズ”を歌ったこともある安藤のラヴコールに応えて、“夢告げで人”の作曲を担当。近年は杉瀬陽子や空気公団の曲に参加しているが、配信/7インチのみで出たこのシングルに続く作品も待たれる。
今年でデビュー25周年を迎えた彼女からの頂き物は、Chara独特の歌い回しを口移しで伝えたようなスロウ“やさしいだけじゃ聴こえない”。もとより憧れの存在というだけあって、ホーリーな儚さの着こなしも抜群だ。
ニューウェイヴィーなアップ・ナンバー“溢れているよ”は、「ストロボ・エッジ」「恋仲」の劇伴でも知られる世武裕子からの頂き物。サウンド・プロデュースも担った彼女の世界に安藤のタイトな歌唱がハマる。
Rabbitへの参加やトミタ栞らへの曲提供、ダンサブルな本作に至るまで、近年は自由な創作が目立つ彼女からの頂き物は、シンプルなスロウに仕立てられた“Touch me when the world ends”。慈愛の滲む詞は安藤の作。
劇的な起伏を備えた“Last Eye”は、このソロ作を同日に発表するTKからの頂き物。近年は南壽あさ子らを手掛けて活動の幅を広げている彼が、2014年末のツーマンをきっかけに安藤と共作したものだ。