Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、12月5日~12月11日の週間アクセス・ランキングを発表します!
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1JAPAN
こぶしファクトリー 『辛夷其ノ壱』 次代のハロプロ担う8人組、華やかなディスコ曲からカントリー演歌まで揃えた初アルバム
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2JAPAN
yahyel 『Flesh and Blood』 エレクトロニック・ビートとアトモスフェリックな音像に官能的な声が泳ぐ初アルバム
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3DANCE / ELECTRONICA
ジェイ・ダニエル 『Broken Knowz』 フォー・テットのリミキサーに抜擢された若き才人、スペイシーな音響ハウス聴かせる初作
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4JAPAN
RADWIMPS 『人間開花』 曲ごとに度肝を抜くスリルがありながら全編で清々しいナンバー揃った新作
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5R&B / HIP HOP
レベッカ・ファーガソン 『Superwoman』 滋味深い濃密な歌でブルージーなスロウからレトロ・ソウル風まで披露した新作
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6POP / ROCK
セイント・モーテル 『Saintmotelevision』 LAの4人組、ラテン風味塗しながらファンク~ディスコ・ポップなど披露した新作
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7JAPAN
灰色デ・ロッシ 『絶 -zetsu-』 繊細なトラックが寄り添い主役の心の中へ踏み入るかのような、前作と対を成す新作
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8JAPAN
Hi-STANDARD 『Vintage & New, Gift Shits』 ビーチ・ボーイズやシュープリームスなど全曲カヴァーの新シングル
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9JAPAN
sébuhiroko 『L/GB』 砂原良徳のリミックスも収録、ゴスでニューウェイヴな音像のダークな楽曲並ぶ2作目
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10R&B / HIP HOP
アフター・アワーズ 『Odyssey』 どこかモダン・フュージョンやクラブ・ジャズの香り漂うスタイリッシュなNZ産ユニットの初作
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11R&B / HIP HOP
アポロ・ブラウン&スカイズー 『The Easy Truth』 シリアスな語りにジリジリ火を灯すジャジーなループ並ぶコンビ作
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12JAPAN
菊地雅晃 『オーケストラのための"もつれた夢" -プーさんに捧ぐ-』 偉大なる叔父・菊地雅章に捧げる現代音楽作品集
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13POP / ROCK
D・D・ダンボ 『Utopia Defeated』 オーストリアの自作自演歌手、サイケな世界へ引き込む実験的で中毒性高い初作
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14JAZZ
ユセフ・カマール 『Black Focus』 現ロンドン・ジャズ代表するヘンリー・ウーのユニット、生々しくジャズと向き合った初作
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15POP / ROCK
クリスタル・ファイターズ 『Everything Is My Family』 よりダンサブルでトロピカルな音めざした心躍る新作
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16JAPAN
ACE 『LIGHT DOWN』 般若やZeebra参加、フリースタイルの作法とは異なるフロウの多彩な試みが◎な2作目
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17OTHER
真利子哲也、柳楽優弥 『ディストラクション・ベイビーズ』 柳楽優弥、菅田将暉ら実力派俳優の怪演&音楽は向井秀徳によるメジャー初作品
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18DANCE / ELECTRONICA
エイビー 『The Odyssey』 デトロイトやシカゴ・サウンド好きにオススメのディープな漆黒テック聴かせる新作
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19JAPAN
ねごと 『アシンメトリ e.p.』 ブンサテ中野&ROVO益子が制作、さらにダンス・ミュージック的アプローチに踏み込んだ新EP
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20JAZZ
マシュー・チェンバレン 『Prometheus Risen』 鍵盤奏者ブライアン・ハースとのデュオ・プロジェクト新作
ハロプロ期待の8人組、こぶしファクトリーの初作『辛夷其ノ壱』が首位に輝いた今週のアクセス・ランキング。続く2位はyahyelのファースト・アルバム『Flesh and Blood』でした。ダブステップやフューチャー・ベース以降のサウンド・テクスチャーを駆使し、冷ややかなファルセットで聴き手を聴覚の深淵へと誘う同作は、すでに大きな話題を呼んでおり、これを聴かずに2016年は越せないであろう一枚。Mikikiのロング・インタヴューでは、ダークで未来的な音楽性の根幹にある、日本という枠に囚われない彼らのアイデンティティーを明かしてくれました。それにしても『Flesh and Blood』というタイトルはスクリッティ・ポリッティの同名曲から取ったのでしょうか……。だとすれば、ますます好きにならずにはいられない!
またyahyelにハマっているリスナーは3位にランクインしたジェイ・ダニエルの『Broken Knowz』も要チェック。デトロイト・ハウスの新鋭による初作で、ラフで生々しいサウンドの遠景にかの地特有のスペイシーなシンセを忍ばせつつ、つんのめったタイム感を持ったビートが実にいまっぽい。熱量は抑えながらも、音のそこかしこで官能的な艶が煌めいています。