アルゼンチン・ネオ・フォルクローレの次世代を担うピアニスト、セバスティアン・マッキの初のピアノ・ソロ・アルバム。フェルナンド・シルヴァ、クラウディオ・ボルサーニとの連名で発表した『LUZ DE AGUA』は、カルロス・アギーレ・グルーポ『クレーマ』や、アンドレス・ベエウサエルト『ドス・リオス』などと共に、シーンを代表する名盤となった。この作品で表現されていたセバスティアン・マッキの美意識が、ピアノ・ソロというかたちでよりシンプルに顕在化したのが本作。様々な表情を見せながらも静かに、自己の内面と対峙させるようなピアノの旋律にいつまでも浸っていたくなる。