ロバート・グラスパー・エクスペリメント(以下、RGE)の全国ツアーが6月にスタート。6月3日(土)、4日(日)に静岡・吉田公園特設ステージで開催される音楽フェス〈頂 -ITADAKI- 2017〉の初日に出演したあと、6月4日(日)、5日(月)にBillboard Live TOKYO、6月6日(火)、7日(水)にBillboard Live OSAKAにそれぞれ登場。そして、6月8日(木)には東京・品川ステラボールにて、スタンディングでの90分ロング・セットを披露する。
ここ数年、RGE/トリオの両名義でたびたび日本を訪れているグラスパーだが、昨年にリリースした最新作『ArtScience』を経て、今回のRGEが最新モードを披露してくれるのは間違いないはず。というのも、実はバンド・メンバーが入れ替わっているのだ。特に注目すべきは、現代ジャズの重要トピックであるドラマーの交替。クリス・デイヴ、マーク・コレンバーグという超人たちの跡を継ぐのはジャスティン・タイソン。かのエスペランサ・スポルディングが惚れ込み、最近の来日公演でもバンドの核に据えられていた若手筆頭株だ。
さらに、『ArtScience』にも参加していたギタリストのマイク・セヴァーソンも見逃せない。以前、グラスパーはMikikiのインタヴューで「なんでギターを入れようと思ったかというと、バンド・サウンドに新しいカラーを採り入れたかったから」と語っていたが、ビラルも認める異才のプレイは同作でも冴え渡っていただけに、ライヴでの働きぶりも気になるところ。
司令塔のグラスパー(キーボード)、声&ウワモノを操るケイシー・ベンジャミン(サックス/ヴォコーダー)、RGEのライヴで屋台骨を支えるバーニス・アール・トラヴィス2世(ベース)、昨年の〈フジロック〉でもヒップホップのビートや空間的なエフェクトを添えていたDJサンダンス、そして上述の2人――この新生RGEは、どのようなステージを披露するのだろう?
それを推し量るのにうってつけなのが、『ArtScience』の収録曲をプレイした〈KCRW〉でのライヴ動画。ここでのロック~80sフュージョン/ディスコ色が強いパフォーマンスは、彼らにとって明らかな新境地。これまでも最高峰のライヴ・アクトとして数々の伝説を残してきただけに、この最新モードに対する期待は膨らむばかりだ。〈グラスパーまた来るの?〉なんて言ってる人、後悔してからじゃ遅いですよ!
LIVE INFORMATION
Robert Glasper Experiment JAPAN TOUR 2017
頂 -ITADAKI- 2017
2017年6月3日(土)、4日(日)静岡・吉田公園特設ステージ
※ロバート・グラスパー・エクスペリメントは6月3日に出演
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2017年6月4日(日)Billboard Live TOKYO
1stステージ:開場15:30/開演16:30
2ndステージ:開場18:30/開演19:30
2017年6月5日(月)Billboard Live TOKYO
1stステージ:開場17:30/開演19:00
2ndステージ:開場20:45/開演21:30
サービスエリア 9,400円/カジュアルエリア 7,900円
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2017年6月6日(火)、7日(水)Billboard Live OSAKA
1stステージ:開場17:30/開演18:30
2ndステージ:開場20:30/開演21:30
サービスエリア 9,500円/カジュアルエリア 8,500円
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6月8日(木)東京・品川ステラボール
開場/開演:19:30/20:00
料金:1Fスタンディング/6,800円
2Fイス指定/6,800円 ※限定100席
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