プリンス最初の相棒で、80年代にはプロデューサーとして成功したアンドレ・シモーン。セミリタイア期を経て近年は〈Black Lives Matter〉を掲げて活動する彼の、これは3年ぶりのアルバムだ。人種融和を夢見た〈ウッドストック〉の開催年を表題に冠した通り、本作のモチーフとなるのは、その頃に出会った殿下らと聴き親しんだジミヘンやストーンズらのロック・サウンド。サイケで黒い音像の中には亡き友への想いも渦巻いている。