インタビュー

〈NOKKO PREMIUM SYMPHONIC CONCERT〉開催! ロックとオーケストラで彩るNOKKOの新たな挑戦

〈NOKKO PREMIUM SYMPHONIC CONCERT〉開催! ロックとオーケストラで彩るNOKKOの新たな挑戦

踊れるクラシックコンサート! ロックとオーケストラで彩るNOKKOの新たな挑戦

 ポップやロックのシンガーが自身の曲で、オーケストラと共演するbillboard classicsシリーズに、今度NOKKOが単独出演することになった。NOKKOと言えば、1980年代にREBECCAのヴォーカリストとして、ミリオンセラーとなった“フレンズ”をはじめ、数々の大ヒット曲を生み、その多くで作詞をしてきた。愛らしい声質のヴォーカルで、パワフルにロックを歌うパフォーマンスは、当時新鮮であり、そのカリスマ性から多くの音楽ファンの心をとらえた。

 昨年9月24日に西宮市にある兵庫県立芸術文化センターで行われた、billboard classics festival 2017に初めて出演した際はトリを務め、“フレンズ”、“人魚”、“Cotton Time”の3曲を静かに燃えるように熱唱。NOKKO自身が「大胆にも私は、かなり自由にさせていただきました」と言うとおり、オーケストラの伴奏で堂々と歌い、かつてのヒット曲に新たな生命を注ぎこんでいるように感じられた。私の目には嬉々として新たなチャレンジを楽しんでいるように見えたが……。

 「オーケストラとの共演で歌うというのは、望んだからとすぐに叶うようなことではないので、billboard classics festivalのお話しをいただいた時はいい機会だと思い、参加させてもらいました。実際にステージで歌ってみたら、私の予想を超えて胸が熱くなるような感動があり、すごく可能性を感じました」

 可能性という点において、歌い慣れているはずの楽曲のなかに新たな発見をするなど、自身の楽曲に対して何か感じたことはあったのだろうか。

 「発見ではないのですが、音楽に魅かれてバンドを始めた頃のこと、曲を書き始めた頃のことが強く鮮明に蘇ってくるのを感じました。それらの歌には私の人生が投影されて、そのまま物語になっていたのだということをあらためて感じました。これはアレンジのデモ音源を初めて聴いた時のことですが、“Cotton Time”は、私が生まれ育った浦和の荒川の土手に沈む夕日と恋を歌った曲なのに、なぜかクラシックの名曲“ダッタン人の踊り”が頭に浮かび、あれ? 荒川の夕日がカザフスタンの夕日になっているわって(笑)。それとともに忘れていた、10代の頃にあった私の中の自由さのようなものが込み上げてきました」

 NOKKOのソロ・コンサートは、3月18日の大阪フェスティバルホールを皮切りに、東京、福岡、札幌、名古屋の計5公演が行われる。

 「ソロ・コンサートでは曲数が増えるので、その分もっとワクワクしています」という。すでにセットリスト作り、選曲は進んでいるようだ。

 「私がひとりで選曲するとどうしても実験的に走りすぎてしまうと思ったので、それを抑えるためにもスタッフの意見も聞きながら選曲しています。festivalでも歌った“フレンズ”や“人魚”は必ず歌うつもりですし、それから今回は、“Maybe Tomorrow”や“ライブがはねたら”など、さらにはニュー・アルバムから“翼”をはじめとした新曲たちも歌う予定にしています

※演奏予定曲は告知なく変更になる可能性があります
 

 これまでに数多くのシンガーがbillboard classicsのステージに立ってきた。その中で長いキャリアを誇る玉置浩二、藤井フミヤ、JUJUらトップアーティストでさえも、初日のステージではかなり緊張している様子だった。多くの人達は、〈リズム隊がないことへの恐怖〉を口にするが、その点はどうだろう。

 「今のところリズムにおける苦悩はあまりないですね。最初のリハーサルで歌った時に、〈楽器のフレーズ〉と〈言葉という振り付け〉が1小節ごとに帳尻が合っていく感じで歌うといいのだろう、という感触を得たからだと思います。そのリハーサルの際、大勢の演奏者の中で歌っている自分にちょっと孤独感のようなものを感じる瞬間があり、演奏者の方を見てみたら、指揮者やオーケストラの方々、つまりクラシック側がものすごい勢いでロックに歩み寄ろうとしているのがわかって感動しました」

 ソロ・コンサートを行うにあたって、ご自身のなかで何か期待しているものはあるだろうか。

「私自身が発見することが多くあるステージになると思っています。こんな挑戦のチャンスを与えてもらえる人生が待っていたとは、と心躍っています。また新しい自分に出会うつもりで挑みます。ソロ・コンサートでは踊るスペースも少し確保しようかなと目論んでいます。3月に発売される新作も、自分としては〈50代は挑戦だ!!〉と思えるアルバムなので、とにかくチャレンジです」

写真:billboard classics festival 2017 9月24日兵庫県立芸術文化センター、11月4日東京文化会館公演より

 


NOKKO PREMIUM SYMPHONIC CONCERT

大阪:3月18日(日)フェスティバルホール 開演 14:00
東京:4月11日(水)東京文化会館 大ホール 開演 19:00
福岡:5月7日(月) 福岡シンフォニーホール(アクロス福岡) 開演 19:00
札幌:5月17日(木)ニトリ文化ホール 開演 19:00
名古屋:5月29日(火)名古屋国際会議場 センチュリーホール 開演 19:00

出演:NOKKO
指揮:柴田真郁(大阪・名古屋)/山下一史(東京)/栁澤寿男(福岡)/栗田博文(札幌)
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団(大阪)/東京フィルハーモニー交響楽団(東京)/九州交響楽団(福岡)/ビルボードクラシックスオーケストラwith SORA(札幌)/ビルボードクラシックスオーケストラ(名古屋)

チケット発売中
詳細は➡ billboard-cc.com/classics/

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