今月の素敵音楽 from2Dao and more!

VARIOUS ARTISTS KenBang! ポニーキャニオン(2018)

グッド・メロディーなアニメ曲を〈歌うピアノ〉をテーマにリアレンジした企画盤。ピアノ・トリオ編成の“シュガーソングとビターステップ”で美麗なステップを踏むSchroeder-Heads、ボッサ調のリズムを敷いた“NO Thank You!”のなかで鍵盤が情熱を迸らせるミト feat. 末光篤など、ジャズ寄りのものからエレポップ風まで、エレガントな装いの全7曲を収録。部屋聴きに。 *土田

 

PPP ペパプ・イン・ザ・スカイ! ビクター(2018)

「けものフレンズ」に登場する5人(5羽?)組ペンギン・アイドル・ユニットのファースト・アルバムには、“ようこそジャパリパークへ”のPPP版や、各キャラの特徴を掴んだソロ曲などを収録。メロディックEDMな新曲“大陸メッセンジャー”などに顕著な優しさに溢れた詞世界には、思わず朗らかな気分になる。なぜかブルーハーツ“人にやさしく”のカヴァーも。 *北野

 

Ci+LUS シトラスは片想い ビクター(2018)

今夏に初の日本武道館公演を控えるアプリゲーム〈Tokyo 7th シスターズ〉より、山崎エリイと田中美海(Wake Up, Girls!)がキャストを務める新ユニットがデビュー。乙女の真っ直ぐな恋心を軽やかなホーンに乗せて届ける表題曲、2ビートの陽だまりガールズ・ポップ“アイコトバ”の甘酸っぱいフレイヴァーはまさに柑橘系だ。でも歌声の糖度は高め! *北野

 

地獄の沙汰オールスターズ 拝啓、地獄より キング(2018)

「鬼灯の冷徹」の〈第弐期その弐〉のオープニング曲を表題とするシングル。プロデュースは同作に馴染みのYOUR SONG IS GOODで、ムード歌謡というか、いっそ演歌!?︎な導入から三三七拍子を合図に軽快なスカに転じる同曲は、徹頭徹尾、いかにも彼ららしいゴキゲンぶり。カップリングの“大!地獄地獄節”も含め、登場人物たちの入り乱れる賑々しい歌唱が楽しい! *土田

 

VARIOUS ARTISTS 美少女戦士セーラームーン THE 25TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE EVIL LINE(2018)

月の戦士のトリビュート盤ふたたび! ——ということで「美少女戦士セーラームーン」の放送25周年を記念した本作。名曲“ムーンライト伝説”をほんのりラテン風味でワイルドに仕立てたLiSA(編曲は堀江晶太)、やたら激しい“ラ・ソウルジャー(La Soldier)”が新鮮な月蝕會議、“Moon Revenge”をビート・パンク化したBiSHなど、前回の20周年盤に比べてロックな面子が目立つ内容に。なかでも女王蜂はセーラーウラヌスとセーラーネプチューンのデュオ曲“Eternal Eternity”をアヴちゃんが一人二役で歌うことによって、独特の耽美世界を表現。他にも井上苑子、やくしまるえつこ、SILENT SIRENに加え、“乙女のポリシー”の石田燿子によるセルフ・カヴァーも! *北野

関連盤を紹介。