ロバート・グラスパーが来年1月9日(水)よりBillboard Live OSAKA/ TOKYOにて来日公演を行う。今回はヴィセンテ・アーチャー(ベース)、ダミオン・リード(ドラムス)とのトリオ+ジャヒ・サンダンス(DJ)という編成での来日だ。

MikikiでもOMSBとのスペシャル対談を実施するなど、定期的に動向を追っているのでご存知かと思うが、トリオやロバート・グラスパー・エクスペリメント、R+R=NOWなどさまざまな形態で、自身の音楽をアップデートしてきたグラスパー。ジャズ、ヒップホップ、R&Bといったジャンルを越境しながら時代の最先端を行く音楽家の最新の姿は、音楽ファンなら絶対に目撃したいところだ。

2018年はR+R=NOWでの来日もあったが、今回の編成では昨年末~年初にかけての公演以来一年ぶりのステージ。長年グラスパーが活動を共にしているお馴染みの並びではあるが、改めてメンバーを紹介すると……

ヴィセンテ・アーチャー(ベース)
NYウッドストック生まれ。16歳でギターを独学で弾きはじめた後にベースに転向。アルト・サックス奏者のドナルド・ハリソンの99年作『Free To Be』に参加したことを皮切りに、自身のトリオやグラスパー関連のほかケニー・ギャレットやケンドリック・スコットらと共演したり、近作ではジョン・スコフィールドの2018年作『Combo 66』、ジェレミー・ペルト『Make Noise!』などに参加したりと、多方面で活躍している。

ダミオン・リード(ドラムス)
カリフォルニア州生まれ。ドラムは故ビリー・ヒギンズの元で学んだという。グラスパー作品にデビュー作『Mood』(2003年)から関わる彼は、ローリン・ヒルやアンジー・ストーンといったスターとも共演しながら、ロバート・ハースト、スティーヴ・リーマンら多くの音楽家の作品にも参加。ちなみにヴィセンテとダミオンは古くからの友人同士で、グラスパー現場のほか山中千尋のライヴや作品にも揃って参加している。

2015年作『Covered』収録曲“So Beautiful”のトリオでのスタジオ・ライヴ映像
 

ジャヒ・サンダンス(DJ)
グラスパー関連では〈エクスペリメント〉のライヴにも参加しているDJ。グラスパーのほかにもタリブ・クウェリやモス・デフらのツアーDJとして活躍し、クリスチャン・マクブライドによるプロジェクト〈クリスチャン・マクブライド・シチュエーション〉にも参加するなど活動は多岐に渡る。

以上のメンバーと共にお送りする来日公演。常に進化し続ける男・グラスパーゆえに、一年前と同じパフォーマンスなんてあり得ない。来る1月にはこの布陣でどんなマジックが起こるのか? 2019年のライヴ始めはロバート・グラスパー・トリオで決定だ!

トリオ+DJでの2018年のライヴ映像

 


LIVE INFORMATION
ロバート・グラスパー・トリオ with DJ ジャヒ・サンダンス
2019年1月9日(水)Billboard Live OSAKA
1stステージ開場17:30 開演18:30
2ndステージ開場20:30 開演21:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円
★Billboard Live OSAKA公演の詳細はこちら

2019年1月12日(土)13日(日)14日(月・祝)Billboard Live TOKYO
1stステージ開場15:30 開演16:30
2ndステージ開場18:30 開演19:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円

2019年1月15日(火)Billboard Live TOKYO
1stステージ開場17:30 開演18:30
2ndステージ開場20:30 開演21:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円
★Billboard Live TOKYO公演の詳細はこちら

■メンバー
ロバート・グラスパー(キーボード)
ヴィセンテ・アーチャー(ベース)
ダミオン・リード(ドラムス)
DJジャヒ・サンダンス(DJ)