タワーレコードとSPINNSの共催ライヴ企画〈ZANSHING SUN FESTIVAL~決戦編~Presented by TOWER RECORDS × SPINNS〉が、6月8日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催された。


南波志帆
Photo by 後藤壮太郎


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〈ファッションと音楽の融合〉をテーマとする〈ザンシンフェス〉は、女性シンガーの南波志帆がゲストを迎えてツーマン・ライヴを繰り広げるイヴェント・シリーズとして1月から行われてきたもの。今回の〈決戦編〉には、南波ちゃん、赤い公園、SEBASTIAN X、Negicco、アップアップガールズ(仮)、大森靖子の計6組が参加した。オープニングでは、南波ちゃんがステージで書道毛筆10段の腕前を活かした〈ZANSHING SUN FESTIVAL〉恒例の大筆による書道パフォーマンスを披露。巨大な半紙に〈戦〉の文字をしたためると、「押忍! 今日は戦(いくさ)じゃー!!」と叫び、〈決戦〉のスタートを高らかに宣言した。


赤い公園
Photo by 後藤壮太郎


赤い公園
Photo by 後藤壮太郎

そして現れたトップバッターは、シリーズ第2回に出演した赤い公園。シングル曲“きっかけ”に始まり“ひつじ屋さん”“絶対的な関係”など変幻自在のバンド・サウンドでオーディエンスを惹きつけ、MCで喉の不調のため直前のライヴを1本キャンセルしたことがちょっとした騒ぎ(?)になったことに触れた佐藤千明(ヴォーカル)の歌声も絶好調。また、この日19歳のバースデーだったアップアップガールズ(仮)の佐保明梨に向けて“Happy Birthday To You”を演奏し、それを2階席で観ていた佐保が涙ぐむ一幕も。さらに、アプガの中野サンプラザ公演にも足を運んだという彼女たちは、「私たち、〈いま会える仏〉赤い公園です! なーむー」というオリジナルの挨拶まで披露。会場を赤い公園ワールドに染め上げた。


SEBASTIAN X
Photo by 後藤壮太郎


SEBASTIAN X
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テンプテーションズ“My Girl”が流れるなか登場した2組目は、第1回に参加したSEBASTIAN X。“ROSE GARDEN, BABY BLUE”“サマタイム・キル”といったアッパーなナンバーでフロアを沸かせると、永原真夏(ヴォーカル)が「日本の有名なロックンロールを歌います!」と言い、限定シングルもリリースもされた“スーダラ節”のスウィンギンなカヴァーを披露。さらにバラード・ナンバー“ハムレット”などを挟みつつ、ラストの“ヒバリオペラ”では、お馴染みのコール&レスポンス〈トンプー! ウォーアイニー! 火の車! ストロベリー!〉の特別版として〈ザンシン・サン! フェスティヴァル! 南波! 志帆ー!〉とシャウト。客席も一体となって大きな盛り上がりを見せた。


Negicco
Photo by 後藤壮太郎


Negicco
Photo by 後藤壮太郎

3番手を務めたのは、4月開催の〈番外編〉に続いての参加となるNegicco。“ライフ・イズ・キャンディ・トラベル”でさわやかにスタートし、“トリプル!WONDERLAND”や“パーティーについて。”などのダンス・チューンを次々に投下すると、オーディエンスも緑と白に光るネギライトを振って応える。また3曲目の“圧倒的なスタイル”では、恒例のラインダンスにアプガの佐保明梨と森咲樹が飛び入りするサプライズも! ORIGINAL LOVEの田島貴男がプロデュースする7月22日リリースのニュー・シングル“サンシャイン日本海”もしっかりと告知した3人は、ラストの“ときめきのヘッドライナー”まで、いつも通り多幸感に溢れたパフォーマンスでフロアの心をガッチリ掴んでいた。


Photo by 後藤壮太郎


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ここで〈ZANSHING SUN FESTIVAL〉恒例のファッション・コーナーとなり、今回はアプガ(仮)の7人、大森靖子、SEBASTIAN Xの永原真夏、Negiccoの3人、南波志帆がSPINNSのコーディネートしたアイテムを身にまとって登場するファッション・ショウを実施。南波ちゃんやアプガの振り付けを担当している振付師・竹中夏海先生の司会っぷりも見事で、オーディエンスはライヴ・パフォーマンスとはまた違う彼女たちの魅力に釘づけ。また、アプガの佐保が大森から誕生日プレゼント、〈ザンシンフェス〉から花束を贈られ、ファンからの祝福も受けて「19年間で一番幸せな誕生日です!」と感極まるシーンも。