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お店を見てもらいつつ、それいゆにインタヴュー。リリースされたばかりの『SOLEIL is Alright』のアナログについては、「まだ聴いてないんです(笑)」と言う。「普段ご自宅でレコードを聴かれますか?」と訊くと、「一応プレーヤーは持っているんですけど……たまーに聴く感じですね(笑)」との答えが。そのマイ・プレーヤーについては、「自分のレコード・プレーヤーが欲しくて、誕生日に買ってもらったんです。音が良いやつじゃなくて、ポータブルの、パンダの形の(笑)。でもやっぱり、音が悪いので……」と苦笑い。パンダ型のキュートなレコード・プレーヤーで聴く『SOLEIL is Alright』も、それはそれでなんだか良く聴こえそう。

言うまでもないことだが、アナログ盤には〈大きい〉というモノとしての特徴がある。自身の顔が大きく印刷された『SOLEIL is Alright』のジャケットを見ながら、「実際(の自分の顔)より大きいと思って」と笑うそれいゆ。また自身の作品がアナログでリリースされることについては「不思議です。ありがたいですけど、(過去の)すごい方々が並んでるなかに自分のアルバムも置かせてもらってるのが不思議で」と、音楽の歴史がぎゅっと凝縮されたような店内を眺めながら語る。

それいゆに「ご自身でレコードを買いますか?」と尋ねると、「お小遣いで買ったことはまだないんです。ふふふ(笑)。でも、自分が聴きたくて買ってもらったものはあります」と言う。気になるそのレコードは、「私の知り合いなんですけど(笑)、あヴぁんだんどっていうアイドルのレコードを買ってもらいました」。SOLEILのライヴではあヴぁんだんどの宇佐蔵べにがDJをするなど、両者は親交が深いことでも知られている。それいゆ家のパンダ型プレーヤーにはあヴぁんだんどの7インチ盤が常に乗っているのだろうか?