fhánaのいろいろな音を担当しているkevin mitsunaga(ケビン ミツナガ)です。今、なんとライヴのため上海に来ています。来るのは3回目ですが、毎回新鮮な気持ちになれるので、海外って楽しいですなあ。中国の食べ物といえば小籠包、酢豚、北京ダックなどいろいろありますが、何が一番好きって訊かれたら間違いなくビールですね! 有名なのが青島(チンタオ)ビールというやつなんですが、スッキリ飲みやすくて最高です。さて、今回はせっかく上海にいることですし、上海の街並みによく合う楽曲をセレクトして紹介しちゃいたいと思います!

MONDO GROSSO 何度でも新しく生まれる cutting edge(2017)

 まずは1曲目、MONDO GROSSOの“ラビリンス”。MVの内容が、上海ではないですが〈香港の街並みを歩きながら踊る〉というものだったので、真っ先に聴きたくなりました。超洗練された音作りで最高に耳触りの良い楽曲です。僕はあまり車に乗りませんが、深夜のドライヴにも絶対ピッタリですよね。MVをまだご覧になってない方は絶対観てください。満島ひかりさんが美しすぎるので……。

水曜日のカンパネラ SUPERMAN ワーナー(2017)

 続いて2曲目、水曜日のカンパネラの“アラジン”。このアーティストで一番好きな曲です。ケンモチヒデフミさんの音選びのセンスの良さがめちゃくちゃ光ってますね。音数が多くて賑やかだけど絶妙に整理されていて、ギリギリ飽和していない感じが凄いなあと思います。それにしても、何回聴いても衝撃的な歌詞です(笑)。まさか“アラジン”というタイトルでホームセンターの商品のことについて歌うとは思わないです(笑)。

くるり 琥珀色の街、上海蟹の朝 スピードスター(2016)

 3曲目は、くるりの“琥珀色の街、上海蟹の朝”。曲名からしてこれを選ぶしかないと思いました。くるりは昔から中国をテーマにした曲を時々作っていますが、初めて聴いたとき〈まさか岸田繁さんがこんなにラップするとは……〉とビックリしました。くるりが作った他の中国っぽい曲だと“GO BACK TO CHINA”も大好きです。あとはMVが中華料理店で円卓を囲んでいる様子を延々と映すという内容の“HOW TO GO”も大好き。

 さて、今回は上海の街並みによく合いそうな楽曲を紹介しました。皆さんもぜひ旅行で中国に来た際には紹介した曲を聴きながら街を歩いてみてください。目の前の風景が音によって彩られて、また違った魅力を放つと思います! それじゃ、またね!

 


kevin mitsunaga
佐藤純一(FLEET)とs10rwのyuxuki waga、kevin mitsunaga(Leggysalad)という3人のサウンド・プロデューサーとヴォーカリストのtowanaから成るユニット、fhánaのいろいろな音を担当。最新シングル“僕を見つけて”(ランティス)が好評リリース中! 佐藤純一が音楽を担当したTVアニメ「ナカノヒトゲノム【実況中】」の挿入歌コンピ『ナカノヒトゲノム【歌唱中】02』にもfhánaの書き下ろし曲が収録されています。そして、11月16日の大阪公演を皮切りに、年末ツアー〈where you are Tour 2019〉もいよいよスタート! そのほか、今後のスケジュールについては〈http://fhana.jp/〉でご確認ください。