アフロ~スピリチュアルを消化した圧倒的なサウンドでジャイルス・ピーターソンのレーベル〈Brownswood〉から2016年にデビューを果たしたシャバカ・ハッチングス。名門インパルスに移籍してのリリースとなるこの2作目は、前作同様にアフリカにルーツを持つアーティスト達が参加した、アフリカ文化に関連した作品。人類の絶滅という重いテーマのコンセプチュアルな内容だが、シャバカのテナーのブロウに熱く込み上げるものを感じさせられる。UKジャズの洗練さとスピリチュアルな力強さを兼ね備えたサウンドで、現代UKジャズの最先端を牽引するアルバムだ。