インタビュー

サム・ゲンデル(Sam Gendel)『Satin Doll』LA出身のサックス奏者が語る、ヒップホップ世代以降の感性で作られたフューチャリスティックでサイケデリックな音風景

サム・ゲンデル(Sam Gendel)『Satin Doll』LA出身のサックス奏者が語る、ヒップホップ世代以降の感性で作られたフューチャリスティックでサイケデリックな音風景

スタンダードジャズの脱構築、異世界のアメリカーナ。
ローライダーのごとく〈カスタマイズ〉せよ、伝統を。

 LA出身のサックス奏者サム・ゲンデルが、〈Nonesuch Records〉から、新譜『Satin Doll』をリリースした。多くの人に知られたジャズ・スタンダードのカヴァー・アルバムだが、ソロの応酬やアンサンブルといった旧来のジャズ的要素は希薄で、聴こえるのは、音響的に加工されたサックス、ピッチベンドされたハーモニー、エレクトリックなパーカッション、サンプリングされた声など、ヒップホップ世代以降の感性で作られたフューチャリスティックでサイケデリックな音風景が広がる。

 サムにはジャンルを超えて、多彩なアーティストとの共演歴がある。例えば、ルイス・コールとは大学時代に知り合い、Vampire Weekendのエズラ・クーニグ、Grizzly Bearのクリス・テイラー、サム・アミドン、ライ&ヨアキム・クーダー親子、カルロス・ニーニョらといった具合に多くのアーティストの信頼も厚い。

 日本とも関係が深く、〈FESTIVAL de FRUE 2018〉参加で注目を集めると、日本でMV撮影も監修したようだ。直近では別名義のプロジェクトFresh Bread『Voice Memos』をネット上で発表したばかりの彼にメールインタヴューを行った。

関連アーティスト
TOWER DOORS