連載

【fhánaのわんだふるレコメン紀行】第47回 音楽の可能性――towanaが藤井風、高木正勝、Rin音を紹介

fhánaのメンバーがその時々の気分でオススメ作品を紹介する連載!

【fhánaのわんだふるレコメン紀行】第47回 音楽の可能性――towanaが藤井風、高木正勝、Rin音を紹介

藤井風 『HELP EVER HURT NEVER』 ユニバーサル(2020)

 こんにちは。ヴォーカルのtowanaです。今回もメンバーから教えてもらったおすすめ曲を私なりにご紹介します。1曲目は藤井風“何なんw”。佐藤さんのおすすめ曲です。皆さんはいわゆる歌モノの曲を聴くときに重視するポイントはありますか? 詞、メロディー……いろいろな聴き方があると思います。私は自分がヴォーカルだからということもあるのか、声質が大きなポイントになります。声質と自分との相性というものがあるような気がします。藤井風さんは田島貴男さんの声を生で聴いたとき〈声が良いって本当に宝物だ〉と感動したときと近いものを感じます。音も映像もすごくお洒落で格好良くて、詞を読むとどういうこと?と気になってもっと知りたくなる。蛇足ですが、詞を見る前はサビ部分を〈knock knock〉だと思っていました。何なん……。

 2曲目は高木正勝“Ophelia”。kevinくんのおすすめ曲です。女性ヴォーカルのピッチと速さを下げて加工しているそうで、確かに男女どちらとも捉えられる中性的で味のある歌声だと感じます。スタジオジブリのアニメのような、おとぎ話の森の中のような世界にはずっと憧れがあります。そんな森の中で深呼吸したくなるような、木漏れ日のようなゆったりとした心地よい音に癒されます。

 最後はRin音“snow jam”。wagaさんのおすすめの曲です。ヒップホップにもさまざまなジャンルがありますが、自分たちの曲にラップを取り入れることも増えてきたので、いろいろ聴きたいなと思っています。この曲はメロウな音と優しい詞で聴きやすいです。wagaさんも部屋でリラックスできる曲ということでおすすめしてくれました。

 冬の終わり頃から、部屋にいる時間が増えた方が多いと思います。音楽に何の力があるのだろうと思ってしまうこともあります。それでもやはり私は音楽に助けられています。5月頃、fhánaは久しぶりにすべて自宅録音で新曲を作りました。“Pathos” と名付けたこの曲ではこの時期感じたことを詞に書いています。ながら聴きしたり、詞を読んで真剣に聴いたり、一緒に歌ったり。音楽にはいろいろな付き合い方があると思います。私が音楽に助けられているように、自分の歌が誰かに届いていれば幸いです。それでは、また。

 


towana
佐藤純一(FLEET)とs10rwのyu­x­­uki waga、kevin mi­ts­u­naga(Leg­­gy­salad)という3人のサウンド・プロデューサーとのユニット、fhánaのヴォーカルを担当。劇場版アニメ「SHIROBAKO」の主題歌を収めた最新シングル“星をあつめて”(ランティス)が好評リリース中! さらに、6月末には自粛期間中にメンバーそれぞれが自宅録音にて制作した新曲“Pathos” のMVを公開。そのほか、今後のスケジュールについては〈http://fhana.jp/〉でご確認ください。

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