こんにちは。TOWER DOORSスタッフです。

2020年はTOWER DOORSがスタートしてから1年が経ち、これまでTOWER DOORSが推してきたアーティストたちがさらに活躍した年でした。メール・インタビュー〈6つの質問〉などで紹介したアーティストで話題になった例は数えきれません。

例えば、YouTubeで定期的に聴かれることで再生回数が伸びて〈Weekly Chart Top 10〉に連続でランクインしたり、配信された〈FUJI ROCK ’20 ROOKIE A GO-GO〉への出演を果たしたり、〈出れんの!?スパソニ!? 2020〉のファイナリストに残ったりと、知名度を上げていくアーティストが多かったです。

そんなアーティストたちのなかから、TOWER DOORSが独自の視点で今年のベスト・ニュー・アーティストを5組を選出しました。

 

浦上想起

2019年から活動を始めたニューカマーの宅録音楽家、浦上想起。〈一人多重録音/打ち込みソロユニット〉を掲げ、作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱のすべてを一人でこなすマルチ・ミュージシャンです。

ジャズやフュージョン、ファンク、ヒップホップ、プログレッシヴ・ロック……と、彼の楽曲には多数のジャンルの要素が取り入れられていますが、最終的なサウンドはとてもポップ。まさに、〈ジャンルは「浦上想起」というジャンル〉と言うほかありません。

鬼才とまで呼ばれる作曲センスの評判は瞬く間に広がり、リスナーたちを虜にしました。そんな彼にTOWER DOORSが〈6つの質問〉を行ったのは、2019年10月です。今年に入ると知名度がより高まり、彼の楽曲“芸術と治療”は毎週のように〈Weekly Chart〉にチャート・インしていました。

今年10月には待望のファースト・ミニ・アルバム『音楽と密談』をリリース。彼の勢いは2021年も留まることを知らないでしょう。

 

松木美定

続いて選出したのは、浦上想起とも関わりの深い音楽家である松木美定。彼は、2018年11月から仕事の傍ら楽曲制作を始めた新進気鋭のシンガー・ソングライターです。

松木美定の魅力は、魔術師のように音を自由自在に操る才能です。ジャズから影響を受けた複雑なコード進行をシンプルでわかりやすいポップスに落とし込み、軽快で柔らかなメロディーを作り出すそのソングライティングには、飛び抜けたセンスを感じます。

彼はシングル『主観』を島根・出雲のレーベル、Local Visionsから2019年7月にリリースしました。その後、同年12月にTOWER DOORSは“残り火と椅子”を紹介。今年11月には新曲“おぼろの向こう”を、そして12月3日には“ひそやかな12月”をリリースしています。 

Spotifyが新進気鋭の国内アーティストを選出する〈Early Noise〉が発表した2020年を代表するニューカマーのプレイリストには、松木美定が選出されています。それほど注目度の高い彼の動向からは、2021年も目が離せません。

 

SARM

今年は例年とは異なり〈フジロック〉は延期になり、これまでのライブ映像が配信されました。一方で、新人の登竜門と言われている〈ROOKIE A GO-GO〉は特別に撮り下ろしたライブ映像が配信され話題になりました。

そこで圧倒的なパフォーマンスを行ったのが、SSWのSARM。ジャズやブルース、ソウルなどから影響を受けた彼女は、それらを昇華し、スムーズなヴィンテージ・テイストのサウンドに落とし込んでいます。なにより彼女の一番の魅力は、スモーキーで魅惑的な力強い歌声。新人でありながらも成熟した歌唱と音楽性には驚かされるばかりで、〈ROOKIE A GO-GO〉の視聴者も圧倒されたことでしょう。

今年1月には、さまざまな感情や思いを込め、現在の社会問題などを題材にしたデビューEP『I donʼt wanna do』をリリースしています。TOWER DOORSが紹介した“Muscari”も収録されているので、未聴の方はぜひ聴いてみてください。

 

MÖSHI

TOWER DOORSは今年4月、東京・NY・ロンドンの多拠点で活動するコレクティヴ〈Laastc〉を〈TOWER DOORS POWER PUSH!!!!〉に選出し、特集記事で彼らを紹介しました。ミュージシャンとファッション・デザイナーという2つの顔を持つアーティストのMÖSHIは、その主要メンバーのひとりです。

MÖSHIは今年、新人アーティストの登竜門の数々をくぐってきました。先ほどのSARMと同様に〈ROOKIE A GO-GO〉へ出演、さらに〈出れんの!?スパソニ!?〉ではファイナリストに選出されています。この2つに選ばれたアーティストはMÖSHIのみで、彼の実力と注目度の高さがうかがい知れると思います。

TOWER DOORSはInterFM897のラジオ番組「sensor」との共同企画でダブプレート制作プロジェクトを行っています。ダブプレート化第1弾は、彼のデビューEP『#13G』でした。そのときにはスペシャル・インタビューを収録して記事化もしたので、お見逃しなく。

そして、そのデビューEPが遂に本日12月23日、ストリーミング・サービスでの配信が開始しました。ダブプレートには未収録の新曲が2曲加わり、タイトルも『#13G 10009』となっております。こちらもぜひチェックを。

 

a子

2018年頃に活動を開始したSSWのa子。彼女は、2019年に〈出れんの!?サマソニ!?〉でファイナリストに選出されました。2020年9月に発表したデビューEP『潜在的MISTY』の収録曲“CHAOS”は、ミュージック・ビデオがYouTubeで12万回以上再生されています。さらにフジテレビの音楽番組〈Love music〉で取り上げられるなど、ニューカマーでありながらも各方面から注目されている存在です。

みずからプロデュースする情緒的かつ幻想的な楽曲と独特のウィスパー・ヴォイスが、彼女の音楽の唯一無二の魅力です。キャッチ―でポップなサウンドに乗せて内省的でダークな歌詞が歌われるその音世界は、まさに彼女独特のものでしょう。バンド・サウンドを基調としたユニークな音作りは、インディー/オルタナティヴ・ロックからの影響があるとのこと。

また、独特の世界を描くMVは、彼女が率いるクリエイティヴ・チーム〈londog〉が手掛けており、楽曲からヴィジュアルまで、すべてにおけるクリエイティヴへのこだわりを感じます。

TOWER DOORSは〈sensor〉で生インタビューを行いました。アーカイヴを残しているので、a子についてもっと知りたい方は、こちらもぜひチェックを。

 

TOWER DOORS的2020年ベスト・ニュー・アーティスト、いかがでしたでしょうか? 注目の宅録アーティストから作家性の強いSSW、R&Bシンガーまで、ジャンルの壁を越えて、2020年を彩ったさまざまなアーティストを紹介したと思います。

TOWER DOORSが掲げる〈HIGH QUALITY CURATION MEDIA〉を裏切らない、ポテンシャルのあるアーティストだけをセレクトしました。今回紹介した5組は、来年よりビッグなアーティストになっていることまちがいなしです。

TOWER DOORSは、来年も独創性的で素晴らしい音楽を奏でる新鋭アーティストたちを取り上げていきます。2021年もTOWER DOORSをどうぞよろしくお願いいたします。

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