チャーチズが、4作目のスタジオ・アルバム『Screen Violence』を2021年8月27日(金)にリリースする。
スコットランド・グラスゴー出身のローレン・メイベリー、マーティン・ドハーティ、イアン・クックによる人気エレクトロ・ポップ・バンド、チャーチズ。2021年4月にシングル“He Said She Said”で高らかに本格再始動を告げてファンを喜ばせたのに続き、3年ぶりとなる待望のニュー・アルバムのリリースを発表。さらにアルバムから2曲目のシングル“How Not To Drown”をこの度新たに解禁し、ミュージック・ビデオを公開した。
“How Not To Drown”には、チャーチズが〈究極のヒーロー〉と語るキュアーのフロントマン、ロバート・スミスが参加している。米LAとグラスゴーという遠く離れた場所で、ビデオ通話やオーディオ・シェアリング・プログラムを利用してレコーディングされたというこの曲では、ロバート・スミスの特徴的な声とローレンの透明感ある歌声が不思議なほど完璧に溶け合っており、〈溺れているときも意識を保つ〉という曲のコンセプトに沿ったダークなピアノの音色が全体を支えている。
そして“How Not To Drown”が収録されるニュー・アルバム『Screen Violence』は、ローレン・メイベリー、マーティン・ドハーティ、イアン・クックの3人によるセルフ・プロデュースで制作され、ミックスまで本人たちで行ったそうだ。アルバム・タイトルの〈Screen Violence〉は当初、バンド名の候補として挙がっていたらしいが、10年後のこのパンデミックのただ中で、〈Screen Violence=スクリーン上の暴力〉という言葉は、これ以上ないほどに現実に当てはまっている。人は自分の愛する人々ですら、テレビ番組のキャラクター以上に身近に感じるのが難しくなり、まったく別世界のようなトラウマに満ちた世界を経験することになった。そんな中でチャーチズは、この言葉を新しいアルバムのタイトルに決めた。
『Screen Violence』のテーマは大きく分けて3つの形――スクリーン上で(on screen)、複数のスクリーンによって(by screens)、複数のスクリーンを通して(through screens)――で表現され、そこでは孤独や幻滅、恐れ、傷心、後悔といった感情が描き出されている。
以下は、メンバーによるコメント。
ほとんど現実逃避ともいえるような何かを書ける状況は、私にとって助けになった。最初は自由な感覚で、それからコンセプトとストーリーを持たせて、自分の感情と経験をつむいだ。終わってみると、どの歌詞も間違いなく個人的なものだった。
ローレン・メイベリー
僕にとっては、スクリーンという言葉は文字通りの存在だった。このアルバムを作るとき、僕らの生活の半分は画面を通しているようなものだったからね。始めはコンセプトとしていたものが、今ではライフラインだ。
マーティン・ドハーティ
チャーチズのニュー・アルバム『Screen Violence』は、8月27日(金)に世界同時リリースされる。国内盤には、“How Not To Drown”のロバート・スミスによるリミックスがボーナス・トラックとして収録され、歌詞対訳と解説書も封入される。加えて、数量限定の国内盤CD+Tシャツ・セット、3種類のヴァイナル・フォーマットとカセット・テープもリリースされる。いずれもぜひチェックしてみてほしい。
RELEASE INFORMATION
■国内盤CD
品番:BRC-673
価格:2,420円(税込)
ボーナストラック追加収録
解説・歌詞対訳冊子封入
■国内盤CD+Tシャツセット
品番:BRC-673T
価格:6,600円(税込)
ボーナストラック追加収録
解説・歌詞対訳冊子封入
■限定盤LP(レッド・ヴァイナル)
品番:GLS-0300-01
価格:3,590円(税込)
■通常盤LP(ブラック・ヴァイナル)
品番:GLS-0292-01
価格:3,590円(税込)
TRACK LIST
1. Asking For A Friend
2. He Said She Said
3. California
4. Violent Delights
5. How Not To Drown (feat. Robert Smith)
6. Final Girl
7. Good Girls
8. Lullabies
9. Nightmares
10. Better If You Don't
11. How Not To Drown (Robert Smith remix) *国内盤CDのボーナス・トラック