〈ネクスト・チャーチズ〉は誰だ!? そのポストを狙って、世界中から続々と有力株が手を上げていますよ!
チャーチズよりキャリアの長いLAに住むこの男女3人組を、〈ポスト〉扱いするのはいかがなものかって!? でも2枚目となる本作でポップに振り切れ、インディー畑を超えた支持を集めそうな予感。音楽性もよく似ているし、ローレンの好きなナイン・インチ・ネイルズをカヴァーした経験もあり。
はっちゃけ系の電子ポップからアンビエントなバラードまで、カナダのシンガー・ソングライターによる表情豊かな処女作。性的マイノリティーにエールを送ったり、生々しいレイプ描写を盛り込みながら女性軽視の風潮を批判したり、その歌詞にはジャーナリストの顔も持つローレンの言動と重なる部分が多い。
バンド名とは裏腹に、野性味ゼロの可憐な歌声がローレンを彷彿とさせるポートランドの5人組。2013年の初作と比べ、到着したばかりのこの新EPでは生音の比率が下がっていて、より洗練された印象のエレポップを披露。アートワーク通り、メランコリックな哀愁系のメロディーにインテリジェンスを感じる。
プリンセス・チェルシーなど、ここ数年のニュージーランドは良質なエレポッパーの宝庫。なかでも注目すべきは、この兄妹デュオだろう。チャーチズと同じく反復要素の強いシンプルなプロダクションを得意とし、程良く重さ/暗さのあるアトモスフェリックな音世界を構築。妖艶なヴォーカルがクセになる!
もともとチャーチズの音源だけを発表するレーベルだったグッバイが、初の外部アクトとして契約したソウル・フォーク歌手。女の子らしくあることよりも、正直な自分をさらした彼女の表現に、ローレンは心を奪われたんだとか。その魅力はラフトレから登場したこの初アルバムにもしっかり刻まれている。
ブラジルの南東部に住む男女4人組の最新作。総じてスタイリッシュで小気味良いサウンドなんだけど、ときおり飛び出すいなたい音飾が絶妙にヘンテコなレトロ・フューチャー感を醸していて、そこがたまらない。フランス人がプロデュースしていることもあり、キツネ周辺の作品みたいな匂いがする。