マイルス・デイヴィスの『コンプリート・ライヴ・アット・ザ・プラグド・ニッケル1965』が、高音質SACDハイブリッドにて2023年10月6日(金)にリイシューされる。

マイルス・デイヴィスのプラグド・ニッケルでのライブは、92年3月に7枚組として日本盤のみで初リリースされ、95年にはアンコールプレスとして再発。その後、それらより収録時間が長いコンプリート版8枚組としてUS盤ボックスセット『コンプリート・ライヴ・アット・ザ・プラグド・ニッケル1965』が発売された。

『コンプリート・ライヴ・アット・ザ・プラグド・ニッケル1965』の収録内容は、65年12月22日にシカゴのクラブ、プラグド・ニッケルにおけるファースト~サードセット、同年12月23日のファースト~フォースセットの演奏を収めており、メンバーは〈黄金のクインテット〉と呼ばれたウェイン・ショーター(テナーサックス)、ハービー・ハンコック(ピアノ)、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウィリアムス(ドラムス)の4名。

当時、シカゴ周辺のジャズではフリージャズが新しい潮流として台頭しており、マイルス以外のバンドメンバーたちは、マイルスのソロが終わるとステージ上でフリージャズ寄りの演奏を展開し始め、再びマイルスが吹き始めるとまた元の演奏に戻っていた。本作では、そんな緊張感の高いパフォーマンスを全39曲にわたって聴くことができる。

時系列的に見ると、ウェイン・ショーターが加入し、この編成のクインテットとなってから初のライブレコーディングとなった『Miles In Berlin』(64年9月録音)、初のスタジオレコーディング『E.S.P.』(65年1月録音)に続く作品であり、2作目となるスタジオレコーディング作『Miles Smiles』(66年10月録音)との間を繋ぐ貴重な記録でもある。

 


RELEASE INFORMATION

MILES DAVIS 『コンプリート・ライヴ・アット・ザ・プラグド・ニッケル1965』 ソニー(2023)

リリース日:2023年10月6日(金)
品番:SIC710001~8
仕様:SA-CD HYBRID盤 8枚組BOX仕様
価格:19,800円(税込)

最新リマスタリング音源使用
1,000セット完全限定盤

TRACKLIST
DISC1:December 22 1965 First Set
1. If I Were A Bell
2. Stella By Starlight
3. Walkin’
4. I Fall In Love Too Easily
5. The Theme

DISC2a:December 22 1965 Second Set
1. My Funny Valentine
2. Four
3. When I Fall In Love
DISC2b
1. Agitation
2. ’Round About Midnight
3. Milestones
4. The Theme

DISC3:December 22 1965 Third Set
1. All Of You
2. Oleo
3. I Fall In Love Too Easily
4. No Blues
5. I Thought About You
6. The Theme

DISC4:December 23 1965 First Set
1. If I Were A Bell
2. Stella By Starlight
3. Walkin’
4. I Fall In Love Too Easily
5. The Theme

DISC5:December 23 1965 Second Set
1. All Of You
2. Agitation
3. My Funny Valentine
4. On Green Dolphin Street
5. So What
6. The Theme

DISC6:December 23 1965 Third Set
1. When I Fall In Love
2. Milestones
3. Autumn Leaves
4. I Fall In Love Too Easily
5. No Blues
6. The Theme

DISC7:December 23 1965 Fourth Set
1. Stella By Starlight
2. All Blues
3. Yesterdays
4. The Theme

企画・販売:タワーレコード株式会社
制作・発売:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ