映画「Renaissance: A Film by Beyoncé」が2023年12月21日(木)に公開される。

ニューアルバム『RENAISSANCE』で全米アルバムチャートにおいて7作連続初登場1位という女性アーティストの最高記録を達成、2023年のグラミー賞で最多の9部門にノミネートされ、4部門の受賞を果たし、通算受賞回数は32回という前人未到・史上最多の受賞記録を樹立するなど、名実ともに現代最高のアーティストであるビヨンセ。

そんな彼女は今年、世界ツアー〈ルネッサンス〉を開催して話題を集めた。その熱狂のステージと公演までのビヨンセの軌跡を追いかけた、かつてない音楽映画「Renaissance: A Film by Beyoncé」が、日本公開されることが決定した。

5月10日のスウェーデン・ストックホルム公演を皮切りにスタートしたツアー〈ルネッサンス〉は、ソロとしては6年ぶりで通算7作目のアルバム『RENAISSANCE』に収録された新曲から、“Crazy In Love”“Drunk In Love”など彼女のヒット曲の数々までが余すところなく披露され、オリジナリティとメッセージ性に溢れた演出や衣装も話題を呼んだ。ビヨンセ史上のみならず、これまでおこなわれたいかなるアーティストのコンサートをも凌駕する、史上最高のエンターテインメントステージだという呼び声が高い。

ワールドツアー全体の収益は5億ドル(約750憶円)を超えると言われており、世界的な社会現象になっている。しかし残念ながら日本での公演は、おこなわれることがなかった。

そのようにすでに伝説とも言えるツアーが、映画として日本で公開される。

日本公演は未開催のビヨンセの最新ツアーと彼女のディスコグラフィを彩る数々のヒット曲のステージパフォーマンスが劇場の大画面で堪能できるというだけで、映画「Renaissance: A Film by Beyoncé」は、洋楽ファンにとってはすでに今年最大で必見の一大イベントと言える。

見どころは、それだけに留まらない。本作は、コンサート映像だけではなく、公演を通してバックステージや楽屋に密着した映像も収録しており、ビヨンセのクリエイティブ制作にかける情熱や、「人種や性別を越えて、すべての人が自由になれる場所を目指した」とビヨンセ本人が語る、『RENAISSANCE』に込めた想いを映しだしている。

さらに、今回解禁されたメインビジュアルの近未来的で前衛的な衣装をはじめとして、各公演ごとに変化し、ステージ上で目まぐるしく変わる衣装にも注目が集まる。

『RENAISSANCE』のジャケットでも象徴的に登場する馬をモチーフにした数々の煌びやかな衣装を提供したアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ツアーで特に話題になった、人の手が騙し絵のようにデザインされたキャットスーツを提供したロエベ(Loewe)、ビヨンセの愛称〈クイーン・ビー〉をイメージした近未来的コスチュームを提供したミュグレー(Mugler)を筆頭に、グッチ(Gucci)、ティファニー(Tiffany & Co.)、フェラガモ(Ferragamo)、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、ミュウミュウ(Miu Miu)、ランバン(Lanvin)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、デヴィッド・コーマ(David Koma)をはじめとした数々の有名ブランドが提供した煌びやかで多彩な衣装を、映画館の大スクリーンであれば細かなディテールまで堪能できることも魅力のひとつ。公演ごとに異なった衣装の中からどれが劇中に登場するのかも、映画鑑賞のポイントだ。

ビヨンセ史上最高と絶賛されながら、日本での公演は残念ながら実現しなかったツアー〈ルネッサンス〉。世界最高峰の熱狂のステージを年の瀬に映画館の大画面で堪能できるチャンスを、どうぞお見逃しなく。

 


MOVIE INFORMATION
Renaissance: A Film by Beyoncé
監督:ビヨンセ
出演:ビヨンセ
上映時間:(未定)
配給:東和ピクチャーズ
原題:Renaissance: A Film by Beyoncé
©2023 PARKWOOD ENTERTAINMENT