こんにちは。ヴォーカルのtowanaです。暦の上ではもう秋から冬に向かっているのにまだ汗ばむ日があったりと不思議な気候のさなか、いかがお過ごしでしょうか。わたしは立て込む制作の日々体調管理に四苦八苦する今日この頃ですが、今回もメンバーとわたしのレコメン楽曲を合わせてお届けします。
kevinくんのおすすめは、冨田ラボの“M-P-C feat. Ryohu”。2018年にリリースされたアルバム『M-P-C “Mentality, Physicality, Computer”』のタイトル・トラックです。ストリングスやホーンにクールで熱いラップが気持ちよく載ります。YouTubeでレコーディング風景も少し見ることができます。歌詞はアルバム・タイトルの〈Mentality, Physicality, Computer〉を解釈してフィーチャリング・ラッパーのRyohuさんが書いたということですが、かっこいい日本語ラップを書けて歌える方を本当に尊敬します。
佐藤さんのおすすめはヴァージョン・スプリングの“Mother’s Love”。作曲家/プロデューサーでもあるサム・ベステというロンドンのピアニストによるソロ・プロジェクトだそうで、ノスタルジックでたゆたうような雰囲気やくぐもった音色、ピアノのタッチ音も心地良いです。実験的だけどイージーリスニングな聴きやすい音楽で、〈よく聴いてはチルしている〉とは佐藤さん談ですが、本当に癒されます。皆さまも深夜灯りを落とした寝室でぜひ流してみてはいかがでしょうか?
最後にわたしのおすすめは東京事変の“緑酒”。2年前にリリースされた当時もよく聴いていましたが、今年開催された椎名林檎さんのライヴ・ツアーで演奏されたこの曲の映像に触れて改めて感動したので今回取り上げました。まず歌うのが楽しいメロディーと現代社会や自由というものについて歌った詞、そして何よりMVとリンクさせたライヴの演出に感動しました。ラストサビでいっぱいに拡がる満開の桜は縁起良く明るい未来への希望を咲かせてくれているようで、この場にいたら泣いちゃうだろうなと感動しながら観させていただいたライヴ映像でした。
さて、10月にfhána10周年記念ライヴというデビュー以来最大規模のライヴを開催したわたしたちfhánaですが、まだまだかっこいいライヴのために努力していきたいです。メジャー初となるEPリリース、年明けには初のアジア・ツアーと歩みを緩めず進んでいくfhánaを今後とも宜しくお願いします!
towana
佐藤純一、kevin mitsunagaと組んだユニット、fhánaのヴォーカルを担当。fhánaとしては、デビュー10周年ベスト・アルバム『There Is The Light』(Lantis)の発表、スペシャル・ライヴの開催に続き、12月20日にはメジャー・ファーストEP『Beautiful Dreamer』がいよいよリリースされます! 最新情報は〈http://fhana.jp/〉にて!