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ゴンザレスとボーイズ・ノイズ、2つの才能はいかにして合体したのか

OCTAVE MINDS 『Octave Minds: A Collaborative Album By Boys Noize & Chilly Gonzales』 Part.3

 ピアノを武器に美旋律で人々を感動させるゴンザレス。一方、凶暴なエレクトロでフロアを激震させるボーイズ・ノイズ──そんな両極端な活動をしてきた2人も、いまや世界が認めるコンビへ発展しようとしている。当然、現在に至るまでにいくつかの重要なセッションがあった。

【参考動画】ボーイズ・ノイズによるファイスト“My Moon My Man”のリミックス

 

 きっかけは2007年、ゴンゾの手掛けたファイスト“My Moon My Man”を、ボーイズ・ノイズがリミックスしたことに始まる。エレガントな原曲の持ち味を活かしたそのヴァージョンをどうやらゴンゾはお気に召したようで、翌年には自身の“Working Together”をBNに調理してもらい、ブリブリのエレクトロに変換。それだけでは飽き足らず、ついには2010年作『Ivory Tower』のプロデュースを丸ごとBNに委ねるのだ。

【参考動画】ボーイズ ・ノイズによるゴンザレス“Working Together”のリミックス

 

 ここでBNが主役の多彩な面を引き出すことに成功し、言わばオクターヴ・マインズの雛形が出来上がる。なお、ドイツではボーイズノイズ・レコーズが同作をライセンス・リリースしたことも追記しておきたい。そして、エロール・アルカンとBNによる“Waves”をゴンゾがリメイクするというお返し企画もあり(こちらはコンピ『BNR Vol. 2』で確認可能)、2人の距離はいっそう縮まっていくのである。

【参考音源】ゴンザレスによるエロール・アルカン&ボーイズ・ノイズ“Waves”のピアノ・リメイク

 

 

▼関連作品

左から、ボーイズ・ノイズのリミックス集『The Remixes 2004-2011』(Boysnoize)、ゴンザレスの2010年作『Ivory Tower』(Gentle Threat)、2012年にリリースされたコンピ『BNR Vol. 2』(Boysnoize)
※ジャケットをクリックするとTOWER RECORDS ONLINEにジャンプ

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