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中野雅之と小林祐介をめぐる最近の8枚

THE SPELLBOUND 『THE SPELLBOUND』 NBCユニバーサル(2022)

インタヴューでも語られているように、完成に辿り着くまでに多くの時間を要したファースト・アルバム。ダンス・ミュージック・マナーのビートとノイジーなギター・サウンドの交差点に聴こえるのは、新しい何かが始まりそうな瞬間の高揚と陶酔だ。

 

BiS 『NEVER MiND』 ULTRA STUPiD(2024)

先日、解散を発表したBiSの最新作にTHE SPELLBOUNDは2曲を提供。そのうちソリッドなダンス・ロック“イーアーティエイチスィーナーエイチキューカーエイチケームビーネーズィーウーオム”は『Voyager』でセルフカヴァーされている。

 

布袋寅泰 『GUITARHYTHM VII』 ユニバーサル(2023)

〈レトロ・フューチャー〉がテーマのシリーズ最新作で、中野は元ジグ・ジグ・スパトニックのニールXらとあの“Highway Star”に挑戦。ロボ声と仰々しいシンセにサイバーな音色のギターが巻き付いていくサウンドは、さしずめ〈F-ZERO〉の世界だ。

 

downyの青木ロビンと沖縄のテクノ・アーティスト、Manukanによるユニットの初作は、中野がミックスを担当。ノイズやダブ的な処理を加えたクールな質感のエレクトロクスの間で幽玄な歌声が揺れており、その配置の絶妙さに震える。

 

MAN WITH A MISSION 『Break and Cross the Walls II』 ソニー(2022)

連作シリーズの第2弾として発表された通算7作目。中野は“Tonight, Tonight”を含む4曲にアレンジやプログラミングで参加しており、マッシヴなエレクトロ・サウンドを注入している。“Rock Kingdom”では布袋寅泰のギター炸裂!

 

THE NOVEMBERS 『The Novembers』 ユニバーサル(2023)

通算9作目。小林にとってはTHE SPELLBOUNDの活動をスタートして以降初めての本バンドでの作品だが、スケール感や細やかさといった点で歌い手としての深化が窺える。歌と音が一体となり、聴き手と共に天上へ行かんとする様が美しい。

 

VARIOUS ARTISTS 『ISSAY gave life to FLOWERS -a tribute to Der Zibet-』 POP MANIA LABEL(2024)

ヴィジュアル系の始祖とも称されるDer Zibetのフロントマンで、前年8月に不慮の事故で他界したISSAYのトリビュート盤。70名以上に及ぶ新旧世代の音楽家が参加しているなか、小林は2009年の名曲“LOVE SONG”を哀切に歌い上げている。

 

w.o.d. 『STARS』 ソニー(2023)

ロックにエレクトロニクスを調合させたサウンドを鳴らしてきた3人組の最新シングル。10月23日にリリースされる新作『あい』では中野をプロデュースに召喚。配信で公開されているリード曲を聴く限り、その攻撃力はさらにブーストされてそう。期待!