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折々のパートナーを軸に振り返るコモンとピート・ロックの関連ディスコグラフィー

BILAL 『Live At Glasshaus』 Glasshaus(2024)

今回の新作も含めてコモン作品の多くに絡んできたビラルだが、自身の初作でコモンを招いた“Reminisce”は奇しくも“They Reminisce Over You(T.R.O.Y.)”ネタだった。クエストラヴらと届けたこのライヴ盤でも同曲などでコモンがマイクを握る。

 

CANIBUS 『C』 Holy Toledo/Fat Beats(2022)

90年代後半にバトル気質全開で名を売ったMCによるこの7インチは、ブロンズ・ナザレスとのコンビ作で絡んでいたピート・ロックが両面を制作。ジャジーなホーン使いの“Princibly This”も、淡々と迫ってくる“Poet’s Palaquin”も激シブだ。

 

COMMON 『A Beautiful Revolution Pt. 2』 Loma Vista(2021)

現時点でのソロ最新作。ドラムも叩くカリーム・リギンスが全編を制作し、バーニス・トラヴィス(ベース)、アイザイア・シャーキー(ギター)らと快いグルーヴを聴かせる。要所でPJが歌うほか、シェウン・クティやブリタニー・ハワードも登場。

 

PETE ROCK, CAMP LO 『80 Blocks From Tiffany’s II』 Tru Soul/Fat Beats(2020)

ブロンクスのラップ・デュオと組んだ2013年のミックステープを再構築した一枚。70年代テイストを好むコンビだけに当然ピートの手捌きとも相性は抜群で、“Misdemeanor”ネタの“Love Traps”など好曲が揃う。マック・ミラーらが客演。

 

COMMON 『A Beautiful Revolution Pt. 1』 Loma Vista/ユニバーサル(2021)

こちらもカリーム・リギンスのプロデュースで、グラスパーの演奏が目立つ以外は〈Pt 2〉と同布陣だ。ほぼ全曲に出番のあるPJをはじめ、スティーヴィー・ワンダーも招聘。チャックDとレニー・クラヴィッツを迎えた“A Riot In My Mind”がハイライト。

 

SKYZOO, PETE ROCK 『Retropolitan』 Mello Music(2019)

9thワンダーらと組んできたブルックリンのMCとのタッグ作。ラヒーム・デヴォーンが好演する“One Time”、グリゼルダ勢とエルザイをナズのアレを下敷きにしたループでもてなす“Eastern Conference All-Stars”など聴きどころの多い良品だ。

 

COMMON 『Let Love』 Loma Vista/ユニバーサル(2019)

前作『Black America Again』(2016年)とオーガスト・グリーンで組むカリーム・リギンスを相棒にしたソウルフルなレーベル移籍作。BJ・ザ・シカゴ・キッドら歌の助演も多く、ディラの遺したビートにダニエル・シーザーと乗る“HER Love”が出色。

 

SMOKE DZA, PETE ROCK 『Don't Smoke Rock 』 Babygrande(2016)

縁深いハーレム出身ラッパーとピートのタッグ作。キャムロンやロイス、マック・ミラーら手練れをドラマティックなビートで迎え、往年の粋なノリと情緒をモダンな鳴りで響かせる。リック・ロスとの“Black Superhero Car”ではカニエ風の早回しも披露。

 

PETE ROCK, SMIF-N-WESSUN 『Monumental』 Duck Down(2011)

ブート・キャンプ・クリックに属する2MCとのタッグ作品。ブーキャン式の無骨なNY作法とピートのビートはもちろん好相性。バックショットやショーン・プライスに加え、レイクォンやフリーウェイ、バンBら剛腕の実力派が入り乱れる濃厚な仕上がりだ。

 

PETE ROCK 『Soul Survivor』 Soul Brother/Loud(1998)

CLスムースとのコンビ解消後、満を持して完成した初のソロ作。ゲストも豪華ながらピート自身もほぼ全曲でマイクを握り、“#1 Soul Brother”などは一人でラップしている。“Verbal Murder 2”にはビッグ・パン~ノリエガに続けてコモンが登場。

 

PETE ROCK & CL SMOOTH 『The Main Ingredient』 Elektra(1994)

高校で出会ったラッパーのCLスムースと結成したコンビ。時代を象徴する一曲は“They Reminisce Over You(T.R.O.Y.)”(92年)ながら、アルバム単位でクラシック視されるのはこの2作目。ピートのシグニチャー的な音作りが確立された金字塔だ。

 

COMMON 『Resurrection』 Relativity(1994)

当時の相棒ノーIDがほぼ全編をプロデュースし、後の主役にはないハードコアな表情も垣間見えるセカンド・アルバム。流麗なピアノ・ループが印象的な表題曲はもちろん、ヒップホップの変容を嘆いた名曲“I Used To Love H.E.R.”はここに収録。