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「小林さんちのメイドラゴン」シリーズは音楽にも注目したい!

 メイド大好きOLの小林さん(CV:田村睦心)と異世界からやってきたドラゴン娘のトール(CV:桑原由気)たちが織り成す、人間とドラゴンの異文化交流ドタバタコメディー「小林さんちのメイドラゴン」。2017年と2021年にTVアニメ1期・2期が放送され、オープニング主題歌はいずれもfhánaが担当して彼らの代表作になったわけだが、個性豊かなドラゴン娘たちが歌うキャラソンも本作の音楽を語るうえで欠かせない。なかでも4匹のお騒がせドラゴンたち、その名もちょろゴンずが歌う1期エンディング主題歌“イシュカン・コミュニケーション”は80sアニソン風味のキラキラ&メロウなタッチと〈パパラパ〉コーラスが楽しい佐藤純一作曲の心弾むナンバー。なお、2期ではもう1匹増えたスーパーちょろゴンずがfhánaの“青空のラプソディ”“愛のシュプリーム!”を多幸感たっぷりにカヴァーしたほか、佐藤が提供した小林さん&トール&イルル(CV:嶺内ともみ)が歌うディスコ・ラップ曲“GIVE ME LOVE”をfhánaがセルフ・カヴァーするなど、音楽による異種間コミュニケーションも実現している。今回の映画「小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」でフィーチャーされるカンナ(CV:長縄まりあ)のソロ曲“迷子のかいじゅう”も幼子のようなピュア・ヴォイスに心が洗われる秀作だ。

 TVアニメの劇伴は伊藤真澄を中心に、彼女とはトイピアノ・カルテットのtoi toy toiで活動を共にするコトリンゴや元 栗コーダーカルテットの近藤研二らが制作。トイ楽器やピアニカを交えた軽やかな室内楽から、実はめちゃ強いドラゴン同士のバトルを彩ったシリアスな楽曲までがサントラに収められている。1期第14話の最後に流れたコトリンゴ制作曲の曲名が“こんにちは またあした”ならぬ“おやすみ、また明日”なのもニクい! *北野   創

左から、ちょろゴンずの2017年のシングル“イシュカン・コミュニケーション”、2017年のキャラソン集『小林さんちのメイドラゴン キャラクターソングミニアルバム 小林さんちのメイ曲集』、2017年のサントラ『小林さんちのメイドラゴン オリジナルサウンドトラック 小林さんちのイシュカン・ミュージック』、スーパーちょろゴンずの2021年のシングル“めいど・うぃず・どらごんず♥”、2021年のキャラソン集『TVアニメ『小林さんちのメイドラゴンS』キャラクターソングアルバム「L・O・V・E」』、2021年のサントラ『TVアニメ『小林さんちのメイドラゴンS』オリジナルサウンドトラック「イシュカン・ミュージックS」』(すべてランティス)

 


MOVIE INFORMATION
「小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜」

©クール教信者・双葉社/ドラゴン生活向上委員会

原作:「小林さんちのメイドラゴン」クール教信者(双葉社「漫画アクション」連載中)
監督:石原立也
シリーズ監督:武本康弘
脚本:山田由香
キャラクターデザイン・総作画監督:門脇未来
美術監督:笠井信吾
色彩設計:髙橋奈緒美
小物設定:唐田洋
撮影監督:植田弘貴
3D監督:山本倫
音響監督:鶴岡陽太
音楽:伊藤真澄
音楽制作:ランティス ・ ハートカンパニー
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:ドラゴン生活向上委員会
配給:松竹
2025年6月27日(金)より全国公開
https://maidragon.jp/movie/