デヴィッド・ボウイの生涯を182人もの関係者のインタヴュー/証言で綴るオーラル・バイオグラフィーによるボウイ評伝が本作。その人が知るその人だけのボウイ。その回想は少しずつ食い違っているが、そのどれもがボウイである。多くの人が口を揃えて語るのは気さくで誠実でジェントルマンであったということ。反対に計算高く、時に冷酷であった、との回想も。ほかに共通したものでは、あるタイミングで人間関係をバッサリ切ることがあるという。このことはかなり多くの人が言及していた。1947年1月に生まれ、2016年1月に69歳で天に召されたボウイを研究するにあたり、本書はその基本文献として重要な1冊となることは間違いないだろう。