新日本プロレスとオーケストラが挑む新たな闘い
棚橋弘至が語る〈ザ・オーケストラマッチ〉の魅力と社会へのメッセージ
2026年7月20日、東京国際フォーラム ホールAにおいて、〈ザ・オーケストラマッチ 新日本プロレス×オーケストラ(京都フィル特別交響楽団)〉が開催される。プロレスとフルオーケストラという異なるジャンルが真正面から交わる前代未聞のステージは、本年2月に京都で初演され、大きな反響を呼んだ。今回は、その熱狂と感動をさらにスケールアップさせた待望の東京公演となる。出演は、新日本プロレス代表取締役社長・棚橋弘至をはじめ、真壁刀義、本間朋晃、天山広吉、マスター・ワトら人気レスラーたち。演奏は、国際的な活動を展開する指揮者・栁澤寿男が率いる京都フィル特別交響楽団が担う。

棚橋は、この公演の魅力について熱く語る。「プロレスとオーケストラは一見するとまったく異なる世界に見えます。しかし、人の心を動かし、感情を高ぶらせるという意味では共通しています。両者が出会ったときに生まれる熱量は想像を超えるものがあります。リングとオーケストラ、闘いと芸術、熱狂と感動が交錯することで、これまで誰も見たことのない景色が生まれると思います」
プロレスにとって音楽は欠かすことのできない存在だ。レスラーそれぞれの入場曲は、その選手の生き様や闘いの歴史を象徴し、多くのファンの記憶と深く結びついている。通常は選手をリングへ送り出す役割を担う入場曲だが、この公演では音楽そのものが主役となる。

2月の京都公演で初めてオーケストラによる入場曲を体感した際の感動を振り返る。
「試合会場で聴く入場曲とはまったく違いました。オーケストラで演奏されることで、より壮大で荘厳に響くんです。曲そのものの魅力や、これまで気づかなかった細かな表情も感じることができました。音楽に集中することで、その時代の空気や、自分がプロレスに夢中になっていた頃の記憶まで鮮明によみがえってきました」
本公演では、レスラーたち自身も新たな挑戦に臨む。棚橋をはじめとする出演レスラーたちはリングを飛び出し、歌唱や指揮、ピアノ演奏など、これまで見せたことのない音楽パフォーマンスを披露する予定だ。
そして、本公演のもうひとつの見どころが〈レジェンド選手メドレー〉である。
スクリーンには、アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾、長州力、小林邦昭、蝶野正洋ら、日本プロレス史を彩ってきたレジェンドレスラーたちの名勝負映像が映し出される。その映像に合わせて、テーマソングや入場曲をフルオーケストラが生演奏するという世界初の試みが実現する。プロレス史に刻まれた激闘の記憶、会場を揺るがした大歓声、そして時代を超えて愛され続けるテーマ曲。それらが壮大なシンフォニーとしてよみがえる瞬間は、本公演ならではの醍醐味である。
「レジェンドたちのテーマ曲には、その選手の人生や時代の記憶が刻まれています。映像と音楽が重なった瞬間に、単なる楽曲ではなく、一つの歴史として胸に迫ってくるんです。私自身もプロレスファンとして胸が熱くなりました。プロレスラーはリングを降りても、ファンの皆さんの記憶の中で生き続けることができる。そのことを実感していただける時間になると思います」とレジェンドたちへの思いを示す。
本公演では、エンターテインメントの枠を超えた社会貢献活動にも取り組む。当日は会場ロビーにおいて、小児がん患者とその家族を支援する〈ゴールドリボン活動〉のチャリティー募金を実施。来場者から寄せられた募金は全額が寄付される予定となっている。
棚橋は、この取り組みについても強い思いを語る。「新日本プロレスは、多くのファンの皆さん、そして社会の皆さんに支えられて発展してきました。だからこそ、私たちも社会に対して何らかの形で恩返しをしていきたいと考えています」
フィナーレでは、出演者と観客が一体となって“朝日に栄光あれ”を大合唱する。棚橋が語る「新しい景色」は、その瞬間にきっと現れるだろう。プロレスと音楽が互いの限界を越え、新たな可能性へ挑む〈ザ・オーケストラマッチ〉。そのリングに立つのはレスラーだけではない。会場を埋め尽くす観客一人ひとりもまた、この壮大な〈異種格闘技〉の参加者なのである。
LIVE INFORMATION
ザ・オーケストラマッチ新日本プロレス×オーケストラ(京都フィル特別交響楽団)-プロレスVSフルオーケストラによる異種格闘技-
2026年7月20日(月・祝)東京国際フォーラム ホールA
開場/開演:13:00/14:00
■出演
棚橋弘至/真壁刀義/本間朋晃/天山広吉/マスター・ワト
栁澤寿男(指揮)
京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団
■プログラム
〈プロレスVSフルオーケストラ異種格闘技〉
オープニング
“The score”
入場曲で選手入場!
“IMMIGRANT SONG”/真壁刀義
“KoKeShi”/本間朋晃
“Way to the grandmaster”/マスター・ワト
“テンザン 時空”/天山広吉
“LOVE & ENERGY”/棚橋弘至
“夜空ノムコウ”/天山広吉
ピアノでオーケストラ共演
“ねこふんじゃった” ピアノ協奏曲風 オーケストラ Ver./真壁刀義
〈レジェンド選手メドレー〉-プロレス名場面&オーケストラ演奏-
ドラゴン・スープレックス(藤波辰爾)
THE ROOM(小林邦昭)
パワーホール(長州力)
CRASH(蝶野正洋)
INOKI BOM-BA-YE(アントニオ猪木)
打楽器で共演
“燃えよ荒鷲(坂口征二)”/マスター・ワト
デビューからの歴代入場テーマ曲メドレー
棚橋弘至
エンディング(来場者・出演者&オーケストラ共演)
“朝日に栄光あれ”
※都合によりプログラム内容は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください