Page 2 / 3
1ページ目から読む
ジンクスを払い、多彩なグルーヴを獲得したセカンド・アルバム!
デビュー作が世界で150万枚を超えるセールスを記録した重圧からか、制作過程では〈セカンド・アルバムのジンクス〉に悩まされたという2作目。ドラムは、新加入のデリック・マッケンジーが大半の楽曲を担当。日本のキッズ番組「ウゴウゴルーガ」のエンディング曲に起用された、疾走感溢れるアッパー・ファンク“The Kids”のみニック・ヴァン・ゲルダーが叩いた。スピリチュアルなクラブ・ジャズ“Just Another Story”、トロピカルなリズムが跳ねる“Stillness In Time”、クール&ザ・ギャングの影響も窺える“Light Years”、ディジュリドゥが活躍するインスト“Journey To Arnhemland”など、収録曲の作風は実に多彩。それらを有機的に結び付けているのが巧みなバンド・アレンジ、そしてジェイ・ケイの快活な歌唱だ。インコグニートやブラン・ニュー・ヘヴィーズなど、アシッド・ジャズ界では本場のグルーヴやソウル・フィールを会得するためかUSシンガーを起用することもあったが、ジェイ・ケイのエネルギッシュな個性は、そうした布陣が不要なほどに鮮やかに光っている。初作に残っていた若さゆえの青臭さも薄れている印象で、アメリカでもダンス・クラブ・ソングス・チャートで1位を獲得。次作での飛躍の土壌を築いた。先行シングル“Space Cowboy”のMVに映る、アディダスのスリー・ストライプス・ジャージを着たジェイ・ケイの切れ味鋭いブレイクダンスも大きな話題に。
