音楽的な圧倒的クオリティは言わずもがな、レコーディング技術の集大成的な観点でも常に定番であり続けるスティーリー・ダンとその創始者であるドナルド・フェイゲン。そのどちらについてもこれまで色々な切り口で散々語られてきたと思うのだが、彼の幼少期からかなり最近までの長期に渡る出来事を、レコーディングや作曲などの詳細はもちろん彼の身の回りで起こったことなども含めストーリーテリングの形で紐解いた著作。かの有名な3M導入や使用機材なども専門的偏重になることなくしっかり語られているあたり、改めて彼やバンドのことを詳細に知りたいと思う向きにも相応しい充実した内容になっている。
ピーター・ジョーンズ「ナイトフライ ドナルド・フェイゲンの音楽と人生」スティーリー・ダンの創始者を紐解く充実の一冊