グラスゴー・シーンを大きく飛び越え、ビッグ・アーティストになってからずいぶん経つけど、こうやって気負いのない感じで新作を出してくれるのは嬉しい限り。音楽性の幅はさらに広がり、ソウルやファンク、バロック、そして打ち込みのニューウェイヴユーロ・ポップまでいろいろな要素が入っていて、大掛かりなプロジェクトのようであるものの、歌詞の内容も含めてパーソナルな雰囲気を保っているのが良い。