マルタ・アルゲリッチの3女ステファニー・アルゲリッチが企画構成に3年を費やし完成させた本作は、単に音楽ドキュメンタリーという位置づけでは決してなく、家族愛に奏でられた物語だ。70歳を超えた今でも演奏を続けている彼女だが、そこには家族でさえ理解できぬ様々な苦しみや葛藤との闘いでもあった。だが、聴衆を虜にする素晴らしい演奏を今日まで生みだし続けているのも、母を“女神”とも称している三人の娘達の存在があってこそ。そして数多くのファン達。アルゲリッチは次のように語っていた。「同じ楽曲に何度も挑戦するのも、そこには新しい発見があるからだ」と。更なる音楽の極みに限界はない。
「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」 世界的ピアニストのマルタ・アルゲリッチにその娘が迫った音楽ドキュメンタリーがソフト化
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