13年半ぶりのヴォーカル・アルバム『Simple Songs』も好評なジム・オルークが、10月24日(土)と25日(日)の2日間に渡って東京・赤坂の草月ホールにて行うホール・コンサート〈two sides to every story〉の一風変わった告知映像(?)が公開された。
この映像のストレンジさはファースト・カットから十分伝わるはず……それは画面右端で聴講生のように椅子に座るジムさんの視線の先にいるのが、覆面レスラーのスーパー・ササダンゴ・マシンだからにほかならない。スーパー・ササダンゴ・マシンとは、プロレスラーにも関わらず、対戦相手の緻密な攻略方法を手際良くまとめたPowerPoint(通称:煽りパワポ)でのプレゼンを試合前に行う特異なスタイルで、プロレス界を越えてお茶の間での知名度も獲得しつつあるマスクマン。豊田道倫とも親交の深いカンパニー松尾監督の作品「劇場版テレクラキャノンボール」に感銘を受け、自身が代表取締役まで務めた人気インディー・プロレス団体DDTのレスラーを中心とするDVD「プロレスキャノンボール2009」、そして「劇場版プロレスキャノンボール2014」の監督を務めたマッスル坂井がその正体と言われている……んだっけ?
ともかく、ジムさんが在籍していたバンド、ガスター・デル・ソルの大ファンだったという(ここが一番びっくりする)ササダンゴ・マシンが、得意の煽りパワポを使ってコンサートの前売りチケットを完売させるためのプレゼンを行うというのが今回の映像の趣旨だ。〈SWOT分析〉などの経営戦略策定方法を駆使する、やり手ビジネスマンも顔負けのスキルでササダンゴ・マシンが叩き出した結論とは……!? 本旨とは関係ないけど、前野健太主演の映画「ライブテープ」などの作品で知られる(そしてマッスル坂井とも交友のある)松江哲明監督が、なぜかスタイリストとして出演しているのも謎……。
なお、〈スーパー・ササダンゴ・マシン先行予約〉と銘打った前売りチケットの抽選予約が、本日から7月7日(火)23:59まで行われる。詳細は下掲のリンクよりご確認を。