プライマル・スクリームが3月16日に日本先行でリリースする通算11作目のニュー・アルバム『Chaosmosis』より、スカイ・フェレイラとのデュエット曲“Where The Light Gets In”のミュージック・ビデオを公開した。
同曲のYouTubeのコメント欄で〈“Kill All Hippies”以来のベスト・ソング〉と書き込んでいる人がいるけど、まったくもって同意! 2人の相性はバツグンで、ダサさと紙一重のキャッチーなエレポップ調を艶っぽく歌いこなし、プライマルの真骨頂である〈軽薄さ〉がこれでもかと発揮されているのが嬉しい限り。近年の彼らも良かったけど、ここまで突き抜けた姿を見せたのは(“Kill All Hippies”も収録した)2000年の名作『XTRMNTR』以来ではないかと。
スカイ・フェレイラと言えば、2014年リリースのファースト・アルバム『Night Time, My Time』のジャケットでトップレス姿を披露し、同年には麻薬所持&窃盗の疑いで逮捕されるなど破天荒なスキャンダルでも知られつつ、日本では昨年公開されたホラー映画「グリーン・インフェルノ」に出演するなどマルチな活躍を見せる才女。そんな彼女について、ボビー・ギレスピーは「僕たちみんなあの子が大好きなんだ。これから素晴らしい音楽を作ることができる子だと思うね。まだ若いけど、これからさらにいい表現方法を学んでいくだろうし。それにとてもいい子なんだ。エッジーだしダークさもあるけど、それをうまく昇華できていると思う」と語り、スカイはInstagramにボビーとアンドリュー・イネスの3ショット写真をアップするなど、相思相愛ぶりをアピールしている。
『Chaosmosis』でプロデュースを手掛けているのはビヨーン・イットリング(ピーター・ビヨーン・アンド・ジョン)とボビー、アンドリューの3名。そしてスカイ・フェレイラのほかに、過去に共演して以来バンドと親しいハイムや、キャッツ・アイズのレイチェル・ゼフィラもゲスト参加しているという。ボビーいわく、〈エモーショナルであると同時に、めちゃくちゃ美しいポップ・アルバムを作りたかった〉とのこと。アルバム到着を楽しみに待とう!