ヴァイオリニスト天満敦子"平和への祈り"をテーマに《鳥の歌》《譚歌五色》《花は咲く》など無伴奏ベストのような新作

2016.08.23

昨年、3年振りのアルバム『旅人のうた』(KICC-1150)をリリースした天満敦子。1年振りの新作は“無伴奏の調べの宝庫”。1曲目のバッハ《アダージョ》の哀愁漂う響きは、まるで天にも昇る美しさ。我を忘れて終始聴き入ってしまう。その格別さは《鳥の歌》、和田薫が彼女の為に作曲した《譚歌五色》と続いてゆく。繊細で透明感溢れる音色。彼女にしか表現できない世界が広がっている。ラストを飾る《花は咲く》にも心奪われる。今の時代だからこそ、天満敦子の奏でる音を聴いて欲しいと切に願う。本作はある意味ベスト盤といっても過言ではない。

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