インタビュー

怒髪天製の新シングル放つひめキュンフルーツ缶、“想い出の九十九里浜”カヴァーに挑戦したLa PomPon ~秋の良品アイドル盤

【ZOKKON -candy floss pop suite-】 第57回 Pt.1

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La PomPon
彩り豊かに魅了するニュー・シングルで3年目に突入!

 六本木でレッスンに励んできた6人がダンス&ヴォーカル・グループとして動きはじめたのは2014年の8月。それから2年、試行錯誤を重ねながら、La PomPonは着実に前進してきました。 *出嶌孝次

HINA「長かったようで、あっという間でした。この2年間で私たちのことを知ってくださる方も増えたし、私たちなりのライヴの盛り上げ方っていうのもできてきて」

MISAKI「2年前に比べると、パフォーマンスにも余裕みたいなものが出てきた気がします。最初は決まった通りに歌うだけだったんですけど、いまは6人で話して、ライヴの進め方も考えるようになったし」

YUKINO「実際に舞台に立つと練習通りにはいかないことが多くて、最初は戸惑いもありましたね(笑)。毎回のシングルで徐々にいろんな顔のLa PomPonが見せられるようになって、振り幅も広がったと思います」

KIRI「もちろん想像してたより辛いこともいっぱいあって、自分が見てきた人たちはもっといっぱい努力して、それを表に出さずにキラキラしてるんだな、って改めてわかりました。この2年でいろんな舞台に立たせていただいて、経験はすごく積んできたので、ここからはそれを結果にしていきたいですね」

La PomPon 想い出の九十九里浜/恋のB・G・M~イマハ、カタオモイ~ Being(2016)

 結成前のレッスン期間を含めば、メンバー同士が出会ってからの年月はそれ以上。「前はパフォーマンスに対して指摘し合うのに躊躇みたいなものがあったと思うんですけど、いい意味で互いに気を遣わなくなって、団結力が高まりました」(MISAKI)との言葉通り、絆を深めながら6人はいまも向上心を漲らせています。そんなタイミングで登場するのが、5枚目のシングル『想い出の九十九里浜/恋のB・G・M~イマハ、カタオモイ~』。“想い出の九十九里浜”はMi-Keが91年に発表したヒット曲のカヴァーで、La PomPonが先輩の曲を音源化するのは“謎”“運命のルーレット廻して”に続いて3曲目となります。ただ、25年前の原曲は数字的なスケール以上に〈誰でも知ってる〉系の流行歌だったもので、リアルタイム世代への浸透度は段違いだと言えるでしょう。

YUKINO「お母さんに報告した時も〈カラオケで一緒に歌えるね〉っていう反応でした(笑)。Mi-Keさんはコーラスをすごく重視されていたので、私たちもハーモニーやユニゾン感を大事にして歌っています」

RIMA「これまでのカヴァーは私たちらしいダンス・トラックっぽいアレンジで大幅に変わった感があったと思うんですけど、今回は原曲をリスペクトして、思いっきりMi-Keさんの雰囲気をやってみた感じです」

MISAKI「振付けも当時と同じ先生にお願いして、Mi-Keさんのやっていたフリを取り入れてるんです」

 なお、オリジナルはグループサウンズ風の曲調にGS名曲のタイトルを散りばめた60年代歌謡のオマージュ的な内容で、91年の時点でもレトロな昭和テイストが異彩を放っていたもの。歌詞もあえてベタな恋と別れを綴ったものですが、6人はそれを瑞々しく快唱しています。

KAREN「お母さんも〈当時でも懐かしい感じの曲だったから、いまの子が歌うとどうなるんだろうね〉って話してました。本気で歌っちゃうと凄いことになりますし……けっこう試行錯誤したよね?」

KIRI「まだ全員10代の私たちが歌う意味っていうのを考えたら、自然に歌うのがいいんじゃないかな、って」

 一方の“恋のB・G・M~イマハ、カタオモイ~”は逆方向に振り切れ、La PomPonには珍しく〈王道アイドル・ソング〉的なノリを備えた作りが超キャッチーです。

HINA「いままでの曲の中でいちばんポップでキュートで可愛らしい曲になっています。先日のTIFみたいにたくさんアイドルさんが出る現場で私たちを初めて観た方たちにも、すぐにノッてもらえるような楽しい曲です」

MISAKI「私たちってコミカルな振付けとか、かっこいい振付けが多いんですけど、これはダンスもすごく可愛くて。〈BGM〉なのでヘッドホンを耳にあてる仕草が入ってたり、一緒にクラップして盛り上がれるところもあるので、みんな一緒に楽しめる曲だと思います」

 そしてカップリングに用意されたのが、恒例の〈六本木ソング〉となる“La PomPon Music ~ロッポンギマーチ~”。ドラムラインに乗せて行進する勇ましいイントロからダンサブルに展開し、6人の日常を描いた歌詞も相まって、聴く者をポジティヴに鼓舞するような出来が抜群であります。

RIMA「この曲めちゃくちゃ好きなんです。〈Yes! We are La PomPon Yeah!!〉って歌ってて、私たちのテーマ曲みたいになるといいなと思ってて。〈ロッポンギ〉シリーズは〈音頭〉〈体操〉っておもしろい雰囲気が続いたんですけど、今回はカッコ良さも出しています。ぜひライヴで観てください! 写真からは想像できないぐらいキレキレのダンスをやってるので、ギャップを感じてほしいですね」

 上々の3年目に突入したLa PomPon。ここからの展開にも期待を膨らませつつ、まずは充実のシングルを堪能しましょう!

 

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