2021年9月17日前後にリリースされた洋楽アルバムの情報をまとめました。Mikikiの注目盤を7作セレクトしています。該当作品からのミュージック・ビデオ、TOWER RECORDS ONLINEの商品ページ、レコチョク、Spotify、Apple Musicのリンクもあわせて掲載していますので、新譜ガイドとしてお役立てください。

 

 

アディア・ヴィクトリア(Adia Victoria)『A Southern Gothic』

米南部の影を巧みに表現するシンガー・ソングライターの3作目。T・ボーン・バーネットのプロデュースのもと、アフロ・パンクなどを消化した21世紀のブルース。

ADIA VICTORIA 『A Southern Gothic』 Atlantic(2021)

 

インジュリー・リザーヴ(Injury Reserve)『By The Time I Get To Phoenix』

アリゾナのヒップホップ・グループが亡きメンバーに捧げた新作。ブラック・ミディのドラマー、モーガン・シンプソンらを招いてますますエクスペリメンタルに。

INJURY RESERVE 『By The Time I Get To Phoenix』 Injury Reserve(2021)

 

ジョーダン・ラカイ(Jordan Rakei)『What We Call Life』

オーストラリア出身でロンドンを拠点に活動するシンガー・ソングライター、ニンジャ・チューンからの3作目。ロックダウン下での内省を多面的なサウンドに昇華。

JORDAN RAKEI 『What We Call Life』 Ninja Tune/BEAT(2021)

 

リル・ナズ・X(Lil Nas X)『MONTERO』 

カントリーとラップを合体させ一世を風靡した新世代アイコン、待望のファースト・アルバム。クィア性をパワフルに体現しながら、聴きやすくポップにまとめた15曲。

 

ムーア・マザー(Moor Mother)『Black Encyclopedia Of The Air』

フィラデルフィアを拠点として縦横無尽に活動する詩人/ミュージシャンがアンタイから放つ新作。ピンク・シーフらが参加した、心地よくも先鋭的なヒップホップ。

MOOR MOTHER 『Black Encyclopedia Of The Air』 Anti-/Epitaph(2021)

パウパウ・ロッド(PawPaw Rod)『A PawPaw Rod EP』

ジェイペグマフィアやチャンネル・トレスらを擁するレーベル、ゴッドモードから注目の新人。メロディアスなフロウと滑らかなファンク・グルーヴがクセになる。

PAWPAW ROD 『A PawPaw Rod EP』 Godmode(2021)

 

テムズ(Tems)『If Orange Was A Place』

ナイジェリアのラゴス出身、ドレイクが新作でフックアップしたことも話題の新鋭によるセカンドEP。アフロビーツやアマピアノを採り入れたオーガニックなソウル。

TEMS 『If Orange Was A Place』 Since ’93/RCA(2021)