Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、2016年10月の月間アクセス・ランキングを発表します!
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1JAPAN
BiSH 『KiLLER BiSH』 リンリンの切迫感溢れた詞作が牽引する、かつてなくストレートな作風で勢い加速した3作目
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2JAPAN
Nao Yoshioka 『The Truth』 進化系ネオ・ソウル~フューチャー・ソウル揃え、本来のメロウで艶やかな魅力際立った3作目
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3WORLD
ジャー9 『9』 ニーナ・シモンが憑依するような瞬間も! 桁外れの歌力発揮した濃密でアフロセントリックなソウル描く新作
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4JAZZ
シャバカ&ジ・アンセスターズ 『Wisdom Of Elders』 カマシ級のUKサックス奏者によるフリー&スピリチュアルな初リーダー作
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5JAPAN
T.A.M.M.I 『sleeping nukes of mine』 京都の女性シンガー、アクの強い歌唱がコズミック・ファンクと重なる未来ソウル盤
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6JAPAN
bonobos 『23区』 70sニュー・ソウル思わせる煌びやかな都会暮らし音像化した、グルーヴィーで酒脱なポップス揃う新作
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7R&B / HIP HOP
ラヴ・エクスペリメント 『The Love Experiment』 端正な演奏によるネオ・ソウル成分多めな楽曲群が◎のNY発バンドの新作
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8JAPAN
VA 『スーパー戦隊40作記念 TVサイズ主題歌集』 スーパー戦隊シリーズOP/EDソングをTVサイズで収録した主題歌集
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9JAPAN
LUNKHEAD 『アリアル』 小高芳太朗の哲学の集大成と言える歌詞も魅力、絶好調のライヴ感持ち込んだ楽曲揃う新作は
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10JAPAN
in the blue shirt 『Sensation of Blueness』 トーフのリミックスも手掛けた新星、スカイラー・スペンス好きは◎の初作
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11JAPAN
OGRE YOU ASSHOLE 『寝つけない』『はじまりの感じe.p.』 超尺曲収録の12インチとより荒んだサウンドのCDシングル
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12JAPAN
yahyel 『Once / The Flare』 マウント・キンビー思わせるダビーなトラックに、ブルージーな歌声燻るタワレコ限定EP
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13DANCE / ELECTRONICA
パテン 『Ψ』 エイフェックス・ツインやオウテカに続く存在として注目の気鋭、、よりビート感強めてダークなエモさ内包した新作
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14R&B / HIP HOP
ダニー・ブラウン 『Atrocity Exhibition』 世界一クレイジーなMC、ケンラマら客演陣も豪華な新作
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15POP / ROCK
ダグラス・デア 『Aforger』 ビョーク『ヴァルニキュラ』から創作意欲をもたらされ完成した2ndアルバム
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16POP / ROCK
POOM 『2016』 パリの男女デュオ、エレクトロ・ディスコ×都会派AOR×フレンチ・ポップの薫り溶かし込んだ煌めきに満ちた初作
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17JAPAN
ZA FEEDO 『2772』 ヤセイのリズム隊擁する4人組、現代ジャズ的なビート軸にエフェクト駆使した歌声が漂う初作
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18R&B / HIP HOP
ガラント 『Ology』 ジェネイ・アイコ参加、よくある耽美エントに留まらないソング・オリエンテッドな傑作がフィジカル化
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19JAPAN
アラゲホンジ 『はなつおと』 日本の伝統リズム軸に、モダン・ファンクなど多彩なアプローチでスケール感獲得した新作
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20JAPAN
GEZAN 『NEVER END ROLL』 終わらない夏休みを連想させる、活動休止後の置き土産的な3作目
数多くの良盤レヴューがランキングを賑わせた10月。そのなかでブッチ切りの首位でゴールしたのはBiSHの最新作『KiLLER BiSH』でした! そのレヴューの熱さには、ファンならずとも聴きたくなってしまったでしょう。かく言う私も“オーケストラ”のエモーショナルなメロディーに絆されて、ミュージック・ビデオをリピートしまくりました。アルバム自体もストレートに物凄く良い内容です!
そして、最新のMikiki週間チャートで1位だったT.A.M.M.Iの初作が5位に滑り込み、ネット・シーン界隈でかねてより人気を集めるトラックメイカー・in the blue shirtの初フィジカル作が10位、METAFIVEの前座を務めるなどいま話題を集めるyahyelのタワー限定EPが12位と、勢いのある若手の作品が上位にランクインしているのも嬉しいところ。今後一層の飛躍が見込める面々だけに、いま聴いておくことをオススメしますよ。
また、サックス奏者のシャバカ・ハッチングスが、ブラウンズウッドから発表した初リーダー作が4位というのもびっくりです。スピリチュアルでアフロセントリックなアプローチはかなりクール! 時代が時代なら往年のブラック・ジャズやストラタ・イーストあたりからリリースされそうな……とはいえ聴き心地はモダンな逸品で、個人的に今年のベスト・アルバムのひとつになりそうです。