Mikikiに掲載しているレヴュー記事の、12月12日~12月18日の週間アクセス・ランキングを発表します!
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1R&B / HIP HOP
ソランジュ 『A Seat At The Table』 ラファエル・サディーク指揮、オーガニックな質感と80sポップ的な風合い交配した大作
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2JAPAN
METAFIVE 『METAHALF』 中期YMOオマージュ的な楽曲やニューウェイヴ・ファンクなどやりたい放題なノリが痛快な新ミニ作
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3R&B / HIP HOP
ジョーンズ 『New Skin』 サム・スミスも絶賛する新進アクト、凛とした歌に神秘性纏わせるUKらしいオルタナR&B聴かせた初作
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4JAPAN
yoji & his ghost band 『Angry Kid 2116』 異国の楽団のような雰囲気の新作は、トクマルに通じる箱庭的世界観
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5JAPAN
OGRE YOU ASSHOLE 『ハンドルを放す前に』 ディストピア的な荒廃をより強く感じさせる、久々のセルフ・プロデュース作
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6JAPAN
world's end girlfriend 『LAST WALTZ』 鬼才が真価見せつける、静と動が一体となった荘厳な音絵巻繰り広げる新作
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7JAPAN
sébuhiroko 『L/GB』 砂原良徳のリミックスも収録、ゴスでニューウェイヴな音像のダークな楽曲並ぶ2作目
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8JAPAN
BOMI 『A_B』 Tokyo Recordingsプロデュース、艶やかなハウスなど自身の半生におけるさまざまな瞬間再現した新作
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9R&B / HIP HOP
トラヴィス・スコット 『Birds In The Trap Sing McKnight』 全米No.1獲得済の2作目は作品構築の美学で魅せる
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10JAPAN
Keishi Tanaka 『What's A Trunk?』 コラボしたシングル3部作を軸に、変化を続けた2016年を凝縮した一枚
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11JAZZ
アジムス 『フェニックス』 鍵盤奏者のベルトラミ亡きあと新たな息吹を吹き込みながらも更新されたアジムス・サウンド
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12R&B / HIP HOP
エイドリアン・ヤング 『The Electronique Void: Black Noise』 持ち前のダークな歌心に溢れた実験性高いインスト作
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13WORLD
パラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンド 『Planet Lam』 タイ東北部の伝統音楽に現代音楽の手法注入
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14JAPAN
yahyel 『Flesh and Blood』 エレクトロニック・ビートとアトモスフェリックな音像に官能的な声が泳ぐ初アルバム
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15DANCE / ELECTRONICA
ソウル・クラップ 『Soul Clap』 ジョージ・クリントンら大御所に愛されるコンビ、粘っこいディープ・ハウス展開する2作目
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16POP / ROCK
ティムj・トレファーズ 『Never Trust A Man In A Fur Coat』 ブルーアイド・ソウルの俊英、タイトでモダンな音が◎な初作
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17JAPAN
DJ RYOW 『THE MIX TAPE VOLUME #3 -DTMC-』 AK-69とZeebraの初コラボも収録されたミックス・シリーズ第3弾
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18JAPAN
T.A.M.M.I 『sleeping nukes of mine』 京都の女性シンガー、アクの強い歌唱がコズミック・ファンクと重なる未来ソウル盤
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19JAPAN
t-Ace 『いいから笑え』 般若やNORIKIYOら参加、過去の傷を〈クズの美学〉へ昇華した独自のやり口が舌好調の新作
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20POP / ROCK
マーチング・チャーチ 『Telling It Like It Is』 ブルースやキャバレー音楽取り込んだ暗黒ロック・サウンドが◎な2作目
今週の首位は、ソランジュの8年ぶりとなる新作『A Seat At The Table』。海外メディアの年間ベスト企画では軒並み上位にランクインするなど、すでに高評価を獲得していますが、可憐さと芯の強さを併せ持つ歌声と丁寧に練り上げられたサウンドはまさに極上の一言。tofubeatsのbounce連載〈tofubeatsの棚の端まで〉でも〈現れては消えるシンセサイザーや生楽器のサウンド・デザインがとても素敵〉と絶賛されていました!
そして、ソランジュに親指を上げたリスナーは3位のジョーンズ『New Skin』も聴いてほしい。ロンドンを拠点に活動する女性シンガーの初作で、憂いを帯びた歌声が耳を惹きます。端正なプロダクションはソランジュと共振しつつも、ポーティスヘッドやシャーデーを彷彿とさせる仄暗さを堪えたダビーなサウンドは、やはりイギリスならではと言えそうです。
また、箱庭ポップ好きは4位のyoji & his ghost band『Angry Kid 2116』を要チェック。寺田耀児のソロ・ユニットによる2作目で、井手健介や滝沢朋恵、ムーズムズのyatchiら個性派ミュージシャンらをゲストに迎え、色彩豊かなサイケ・ポップを奏でています。2017年1月21日(土)に東京・渋谷7th FLOORで開催される同作のリリパには、小林うてな × 化けぐるみオールスターズ、Alfred Beach Sandalとナイスな面々が顔を揃えているので、気になった方はそちらもチェック!