ジャズ生誕100周年――そんなメモリアル・イヤーを祝い、この100年で演奏されてきたジャズの名曲群&新曲をホール規模で、一流ミュージシャンの名演と共に堪能するイヴェント〈JAZZ@HALL〉。大西順子や山本剛らが出演した第1回、ケイコ・リーに寺井尚子らが登場した第2回に続き、待望の第3回がこの秋、11月23日(祝・木)にお馴染みの東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで開催される。ヴォーカルにフィーチャーしたステージが大きな目玉となる今回のラインナップを、試聴動画と共にさくっとチェックしよう。
TOKU
73年、新潟生まれのシンガー/フリューゲルホーン奏者は2000年に『Everything She Said』でデビュー。その後はコンスタントにアルバムを発表しながら、クラムボンからZeebra、EXILE、高岡早紀まで幅広い面々と共演を重ねている。2015年には無二のジャズ・シンガーだとリスペクトするシナトラへのトリビュート集『Dear Mr. SINATRA』を発表、そして今年6月にはSUGIZOやYasei Collectiveらゲストと共にデヴィッド・ボウイやドナルド・フェイゲンのカヴァーを披露して話題となった通算12作目『SHAKE』をリリースしたばかり。今回の公演では共演のSHANTIとのコラボも予定しているが、数々の大舞台を踏んできた百戦錬磨のステージングは絶対に見逃せない。
SHANTI
ゴダイゴのドラマー、トミー・スナイダーを父に持ち、自身で作詞も行う実力派ジャズ・ヴォーカリストは2008年に初作『Share My Air』でデビュー。TVCMのナレーションやヴォーカルも多く担当しているので、その麗しい歌声を耳にしている人も多いのでは。今回の公演では、今年2月に公開された映画「サバイバルファミリー」の主題歌となった“Hard Times Come Again No More”のほか、“Over The Rainbow”“Fly Me To The Moon”といったジャズ・スタンダードも収録した2016年のカヴァー・アルバム『SHANTI sings BALLADS』からの選曲も期待できそう。
大林武司スタンダード・トリオ
今夏の〈フジロック〉出演も記憶に新しい黒田卓也や小川慶太らとのバンド=J-Squadでも知られる、NYを拠点に活動する気鋭のジャズ・ピアニストが〈Vol.2〉に続き出演します。前回は最新作『Manhattan』のレコーディング・メンバーであるネイト・スミス&中村恭士とのパフォーマンスでしたが、今回は日本の若手ジャズ・シーン最高峰のプレイヤー・石若駿(ドラムス)と、大西順子トリオにも参加する粟谷巧(ベース)という布陣で登場。若き才能がせめぎ合うさまを心ゆくまで堪能したい。
さらに、同じく生誕100周年を迎えるセロニアス・モンクをフィーチャーしたステージも必見! 先日アルバム『the brilliant MONKies』もリリースしたばかりのモンクのトリビュート・プロジェクト=the brilliant MONKiesが登場する。西口明宏(サックス)、石若駿(ドラムス)、アーロン・チューライ(ピアノ)、吉峯勇二郎(ベース)という、ジャズの未来を担う精鋭たちが集結し、プロジェクト名の由来となったモンクの56年作『Brilliant Corners』収録曲“Brilliant Corners”をはじめ、稀代の音楽家による名曲群を演奏する。
ジャズの豊かな歴史を辿りつつ、いまもっともフレッシュな面々の演奏を堪能できるこの貴重な機会をお見逃しなく! 最後に、当日の演奏予定曲の一部を下記にピックアップしているので、当日までの予習としてぜひチェックを。
JAZZ@HALL VOL.2
日時:2017年11月23日(祝・木)
会場:東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
開場/開演:15:00/15:45(19:00終演予定)
料金(全席指定前売り券):6,300円
出演:
・TOKU
・SHANTI
・大林武司スタンダード・トリオ
・セロニアス・モンク生誕100周年プロジェクト〈the brilliant MONKies〉
チケット:
全席指定 前売6,300円(税込)各種プレイガイドにて好評発売中!
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード334-065)
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード74454)
イープラス
Confetti 0120-240-540 電話受付:平日10:00〜18:00
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