BIGYUKIの現在を作り上げてきた重要な客演作品を一部紹介!

BILAL A Love Surreal eOne(2013)

『Greek Fire』に続いて今回のニュー・アルバム『Reaching For Chiron』に駆けつけている盟友ビラル。その縁はBIGYUKIがモーグなどで演奏に寄与した『Airtight's Revenge』(2010年)から始まり、こちらの快作にも続いた。今後の共演にも期待したい。

 

A TRIBE CALLED QUEST We Got It From Here... Thank You 4 Your Service Epic/ソニー(2016)

業界内におけるBIGYUKIの地位をさらに押し上げたのが今作だろう。Q・ティップ軍団の一員として8曲に鍵盤奏者として起用された彼は、そのうち“Melatonin”ではソングライターとしてのクレジットも得ている。

 

MARCUS STRICKLAND'S TWI-LIFE Nihil Novi Revive/Blue Note(2016)

気鋭のサックス奏者が主導するプロジェクトの、ミシェル・ンデゲオチェロやクリス・デイヴらも名を連ねた傑作。BIGYUKIは元ジャネイのジーン・ベイラーが歌う“Alive”にローズの演奏で煌めきを注ぎ込んでいる。

 

J. COLE 4 Your Eyez Only Dreamville/Roc Nation/Interscope(2016)

大野雄二の「ルパン三世」劇伴から“オアシスへ...”を引用した表題曲にて、BIGYUKIはピアノやオルガンを演奏。今作がATCQに続いて全米チャートを制し、彼は全米1位アルバム2枚に参加した日本人で初のミュージシャンとなった。

 

MATISYAHU Undercurrent Fallen Sparks(2017)

その後のツアー・バンドになる演奏陣がバックを固めた一作。ダブ・トリオのステュ・ブルックスやジョー・トミノらが名を連ねるバンドにおいてBIGYUKIはモーグを担い、共同プロデュースという形でアーシーなロック・サウンド構築に貢献している。