キャロルキングやローラ・ニーロの再来〉と絶賛された2009年のデビュー『Bible Belt』から来年10周年を迎える麗しのシンガー・ソングライター、ダイアン・バーチ。彼女が7月17日(火) にBillboard Live OSAKAで、7月19日(木) にBillboard Live TOKYOで来日公演を行う。今回の来日はアニバーサリー・イヤーを目前に控えているとして、『Bible Belt』の楽曲を中心とした選曲のスペシャル・ライヴとなる。

2009年作『Bible Belt』収録曲“Fools”
 
2009年作『Bible Belt』収録曲“Nothing But A Miracle”
 

ダイアン・バーチは83年、米・ミシガン生まれ。伝道師の父に連れられ世界中を転々としながら育ち、10歳の時にポートランドに移住。厳格な父のもと幼少期は禁欲的な生活を送りながら、次第にポップスやジャズ、ソウル、ゴスペルといった音楽に親しむようになり、音楽家を志すようになった。その後移住したLAでは、ピアニストとしてバーやホテルで演奏しているのを観たプリンスが気に入り、自宅に招いてセッションをしたという逸話も。そこで彼女の自作曲を聴いたプリンスが〈きみは(自分と)同じような感性を持っている気がする〉と言ったとダイアンは語っている。

DIANE BIRCH 『Bible Belt』 S-Curve/Virgin(2009)

そんななか、Myspaceで公開していた楽曲がレコード会社の目に止まったことをきっかけに2009年に『Bible Belt』をリリース。スモーキーな歌声とアーバンでソウルフルなサウンド、そして彼女の抜群のルックスとファッション性も相まって同作は大きな注目を集めた。翌2010年には〈フジロック〉に出演、CDショップ大賞の洋楽賞にも選出されるなど、彼女の名は日本でも知られるようになった。

以降はカヴァー集『The Velveteen Age』(2011年、デジタル・リリース)、『Speak A Little Louder』(2014年)、EP『Nous』(2016年、デジタル・リリース)と、意欲作を定期的に発表。作品ごとに異なるモードを見せ、世間からの既存のイメージに囚われないチャレンジングな姿勢で、音楽家として常にクリエイティヴィティーを探求している。

2016年のEP『Nous』
 

20代半ばでのデビューから10年、円熟味を増した今のダイアンが演奏する『Bible Belt』は一体どんなものだろうか? 今回の公演では、そんな気持ちでかの傑作からの名曲の数々を楽しむのもいい。また、前回の来日時はサックスを含む5人編成だったが、今回はベース&ドラムスとのトリオでのシンプルな編成なので、何よりの魅力である無二の歌声をじっくり聴くにも最適だ。全2日間のみの公演なので、どうかお見逃しなく。

2017年のライヴ映像

 


LIVE INFORMATION
ダイアン・バーチ

2018年7月17日(火)Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場 17:30/開演 18:30
2ndステージ 開場 20:30/開演 21:30
サービスエリア 8,900円/カジュアルエリア 7,900円
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2018年7月19日(木)Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場 17:30/開演 19:00
2ndステージ 開場 20:45/開演 21:30
サービスエリア 8,900円/カジュアルエリア 7,900円
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■メンバー
ダイアン・バーチ(ピアノ/ヴォーカル)
デイヴ・ページ(ベース)
ショーン・リー(ドラムス)