ヴォジニアクとマヌ・チャオ。お互いの創作活動を補完し合いながら躍動感に満ちた、色彩感にも溢れた表現を贈り届けて来た2人のアーティスト(そしてアクティヴィスト)による共作となる本著であるが、その翻訳と監修に深く携わった人々の“マヌ・チャオのように生きたい”という気持ちもしっかりと表現され尽くされている点も素晴らしく感動的だ。ヴォジアクの言葉(マニュエル・チャオはみんなみたいに生きている)を、みんなが証明してみせたのが本著、という事になる。そんな人たちからのプレゼントである本著をしっかり受け止める事が出来る人々もまたマニュエル・チャオのように生きているに違いない。