新体制となっての初作は、アルバムに引き続きヤックのマックス・ブルームをプロデューサーに迎えた4曲入りのEP。これまでのネオアコ色がやや後退し、新ヴォーカル=Erikaのソフトな歌声を活かした耽美なドリーム・ポップ路線がバンドの〈今〉を象徴する。シネマティックなサウンドスケープが展開される7分超えのタイトル・トラックや、マジー・スターのカヴァーから透けて見える、各プレイヤーの成長も頼もしい。